災害のイメージ

万が一に備えて保険は大事ですが・・

管理組合が経常的に支出する費用項目の中で、管理委託費、光熱費に次いで大きいのがマンション保険です。ただ、実際の契約をチェックすると見直しの余地があるケースが少なくありません。

保険の見直しが必要な理由

マンション保険とは、建物の共用部分で起こる災害や事故、あるいは居住者間のトラブル等のリスクに備えて管理組合が一括で加入する損害保険です。基本的には、下記の補償を包含した総合型の契約となっています。
● 火事、自然災害、設備事故等の損害保険
● 施設所有者賠償責任保険
(例:外壁タイルの落下で通行人が怪我をした場合の補償)
● 居住者賠償責任保険
(例:専用室内の漏水事故で、下の階の住人が損害を被った場合の補償)
以上3つをベースに、希望に応じて各種特約や地震保険等を加えることが可能です。

管理組合がこの保険に加入する場合、日常的に接触することの多い管理会社が保険代理店となるケースが多いと思われますが、以下の背景や事情などから既存の保険契約に見直しの余地があると考えられます。

1) 1996年の保険自由化後、保険会社間の引受け条件に明らかな差が生じている。

2) 1)にもかかわらず、管理会社は保険代理店としての成果を重視するあまり、管理組合に対して十分な選択肢を必ずしも提供できていない。

3) 管理会社がマンション保険に精通していないために、そのマンションにとって必ずしも最適な補償プランを提案できていない。

つまり、保険会社、補償プランのいずれも見直すことで現状より改善する可能性があるのです。

次ページでは、具体的な保険見直しの進め方についてご案内します。