大学受験/大学進学・進路選択

大学パンフレットに書かれた気になるデータの評価法(2ページ目)

大学が発行しているパンフレット(大学案内)は、大学の概要や入学試験に関する情報がわかるほか、大学の優れた点を受験生に知ってもらうための多彩なデータが掲載されています。今回は、大学のパンフレットに掲載されるデータの読み方、賢い利用法についてご紹介します。

執筆者:大坪 讓

進路・就職情報は、具体的な企業名よりも業種の比率に着目

パンフレットの冒頭や、大きなページを割いて紹介している記事には、その大学が最もアピールしたい情報が載っています。多くの大学が強調しているのが、就職先や就職率、資格試験の実績、海外留学やインターンシップ制度です。

これらのページでは、たいてい具体的なデータを掲載して実績がうたわれていますが、大切なのはその読み方。たとえば「就職率」は、すべての学生ではなく、就職希望者に対する就職決定(内定)者の数を示します。また、主な「就職先」は、今年分(単年度)ではなく過去何年分かの卒業生をまとめて掲載している場合もあります。

主要な就職先として具体的な企業名も挙がっていますが、これはあくまでも過去の実績。有名企業の名前は、参考程度にとどめましょう。それよりも、どんな業種(業界)に何パーセント進んでいるかというポイントで、その大学(学部)の就職先の大まかな傾向をつかむことが重要です。

理系の学部では、大学院への進学状況もチェックしましょう。その学部(学科)での就職と進学の比率はどのくらいか、また具体的な進学先となっている大学院を確認することで、卒業後の進路についてある程度イメージすることができるでしょう。

資格試験についても、「合格率」や「合格者数」は実績として理解する程度にしましょう。大切なのは、資格取得をサポートする特別講座や個別指導といった、キャリア教育の体制のほうです。
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