こじらせオヤジとは? 高学歴男性に多い!?
モテオヤジになれるスペックなのにもったいない!
そこで今回は、「こじらせオヤジ」の実態に迫りつつ、「こじらせオヤジ」がイケてるモテオヤジになるための秘訣をご紹介いたします。
「こじらせオヤジ」とは?
そもそも、「こじらせオヤジ」とは何なのでしょうか? 簡単に説明すると、「イケてるオヤジになれるスペックなのにもかかわらず、なんかこじらせていて残念な人」「平均以上のルックスと経歴をもつ40代以上の男性であるが、ある特定の事柄に異常に反応し卑屈になる傾向がある人」です。ある特定の事柄とは、その人が一生懸命努力をした分野の事柄、努力したが手に入らなかったものに関する事柄である場合が多いようです。たとえば、受験勉強を頑張ってきた人なら学歴、イイ会社で働いているという自負がある人なら勤務先、仕事を頑張って出世街道を突き進んでいる人なら役職や肩書き、体を鍛えている人なら立派な筋肉や体形といったことです。そして、その事柄に関して「自分よりも相手の方が上だ」と感じると、普段は温厚なオジサマであっても、突然卑屈になったり、ネチネチと相手を攻撃したりします。
簡単な例を挙げると、AさんとBさんという二人の同年代の男性がいたとします。Aさんは一流私立大学卒ですが、話しているうちにBさんが一流国立大学卒ということが分かったとします。そのとたん、Aさんは、こんなことを言ったりするのです。「Bさんは、T大ですか! すごいですね~いやあ本当にすごい! 私なんて浪人しても入れなかったんですよ。すると、Bさんは会社も超一流で? やっぱりエリートは違いますねえ。年収は? もしかして、世界中に別荘とかあるんじゃないですか? 女性にも困ったことがないでしょう?」なんて、イヤ~な感じになったりします。
ちなみに、彼らはコンプレックスさえ刺激しなければ、優しい良い人に感じられます。つまり、彼らが「こじらせオヤジ」の実態をさらしてしまうのは、コンプレックスが刺激されてしまうような相手に出会ったときなのです。ところが、本人はコンプレックスを刺激されてパニック状態であっても、普段ちょっとカッコイイオジサマであればあるほど女性はしっかりと見ています。
「こじらせオヤジ」に対する女性の本音
これさえなければすごくイイオトコなのに……。
誰かと比べてちょっとくらい良い学歴じゃなくても、出世が遅くても、稼ぎが少なくても、カッコ良くなくても、男性が思うほど女性は気にしていないものです。それよりも、「アイツと比べて俺なんか……」と卑屈になることの方が女性はカッコ悪いと感じてしまうのです。学歴も、出世も、稼ぎも、外見も、男性が思うほど女性はこだわっていません。特に、40代以降の男性に女性が求めるものは、年と共に増えた経験とそこから得た深みのある考え方なのです。
それに、どこの大学を出たとか、どんな有名企業で働いているとか、肩書きといったものの比重は、「人生」という単位の中で考えれば、年を重ねるごとに相対的に小さくなっていきますよね。多くの女性は、そのことを本能的に理解して男性を見ています。男性がコンプレックスに感じるこだわりよりもっと他に、女心に刺さるものは山ほどあります。こじらせていないで、男としての魅力をもっとアピールしてみませんか?
「こじらせオヤジ」から「モテオヤジ」に変わる方法
そもそも、「こじらせオヤジ」は志高く勉強も仕事も頑張ってきた人が多いものです。おそらく、努力して時間をかけてきたからこそ、そこにこだわってしまうのでしょう。しかし、実際に私が会った「こじらせオヤジ」に該当する方々も一般的には間違いなくハイスペックでした。学歴、職業、肩書き、収入、ルックス、どれをとっても平均より圧倒的に上なのです。にもかかわらず、「俺なんて……」と言っていました。つまり、何が言いたいのかというと、「俺なんて……」という卑屈ささえなくなれば、本当にすぐにでもダンディな「モテオヤジ」に変われるということです。現状の自分自身に全く自信がないというわけでもないと思いますから、もっと自分を認めて受け入れることができたら卑屈にならなくなるはずです。どこかで、「自分は一番でいなければならない」「誰よりも優秀でいなければならない」という見えないプレッシャーを感じているのかもしれません。
しかし、一番だからとか、誰かと比べて優秀だからという理由で人を好きになる女性は実は少ないのです。女性は、自分に対する思いやりや愛情を感じられる男性、自分を大切にしてくれる男性を求めています。「色々な人がいるけれど完璧な人間などいないし、自分は自分でいいじゃないか。生きている中で、自分が感じてきたことや経験してきたことから得られたものが心に響く女性が必ずいる」。そう思って自然体で振る舞えたなら、「こじらせオヤジ」から抜け出し、「モテオヤジ」に変われるはずです。
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