意外と知らない!? 女性ホルモンの常識
「美」を司るホルモンといわれているのは?
答えはA ~お肌のハリツヤ、体つきに影響するエストロゲン~
エストロゲンは美容に欠かせないホルモン
女性ホルモンには、「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2種類があり、両方とも卵巣で作られます。このうち、女性らしさのベースとなるのがエストロゲン。思春期にこのホルモンが増加することで乳房が膨らんだり月経が始まったりします。コラーゲンやヒアルロン酸の産生を促し肌の弾力を保って、新しい皮膚を作り出す作用も。女性らしい豊満な体つきもエストロゲンのおかげです。エストロゲンは、美容には欠かせないホルモンなんですね。
妊娠期以外はちょっと厄介なプロゲステロン
一方プロゲステロンは排卵すると増加してくるホルモンで、月経前にかけて増えてきます。妊娠期にはとても重要な働きをしますが、普段は少し厄介な一面も。身体に水を溜め込みやすくするため、むくみや便秘を引き起こしたり、皮脂の分泌を促してニキビの原因になることも。また、メラニンの産生を増やすため、シミや肝斑を増加させてしまいます。
生理周期に合わせた生活を
エストロゲンの増加する卵胞期は、肌の調子もよく代謝も上がっているので、ダイエットしたり新しい化粧品を試すのに適している時期。一方、プロゲステロンの増加する黄体期(月経前)は、肌荒れやむくみが起こりやすいため、無理をせずに規則正しい生活を心がけ、紫外線対策をしっかりしましょう。