テクノポップ/テクノポップ関連情報

BABYMETAL~かわいいは正義DEATH(2ページ目)

メタルファンではないですが、BABYMETALを絶賛します。遅ればせながら、サマソニで完全敗北しました。違う音楽指向性ながら、同じアミューズで3人、Perfumeとの関連性も指摘されたりしますが、その辺りも含めBABYMETALの魅力について考えてみました。今、たぶん、日本人としては世界に一番近いBABYMETAL、前人未到の領域へと突き進んで欲しいDEATH。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

Perfumeの妹分?

ちなみにセンターの中元すず香ちゃんは、Perfumeと同じ、今や名門広島アクターズスクール出身。さらに調べてみると、中元すず香ちゃんは、Perfumeの妹分的位置づけ(近未来的モチーフはあるが、それほどテクノポップではない)の可憐Girl’sという小学生3人ユニットをやっていました。アニメ『絶対可憐チルドレン』とタイアップしており、番組終了後、任務完了となり解散しました。可憐Girl’sはそういう位置づけもあって知っていましたが、BABYMETALと繋がっているとは、何かの因縁を感じます。

Over The Future (YouTube)
Fly To The Future (amazon.co.jp)
flytothefuture

Fly To The Future



 

音楽的外連味

さて、ここでメタルファンでもない、たいしてアイドルファンでもない僕のようなリスナーが、なぜBABYMETALに魅了されたのかをまとめてみました(よって、メタル的には何ら深いことは言えません)。

アイドル X メタルの融合自体は、BABYMETALが史上初ではありません。アイドルがメタルっぽい曲をしたり、メタルをアイドル的なひとがやるということは過去にもありました。楽曲的に考えた場合、BABYMETALはかなり幅広い意味でのメタルを軸にしながら、かつデスボイスなど解りやすいメタルの記号を使いながら、アイドル歌謡だけでなく、節操なく様々なジャンルのサウンドをマッシュアップ的に取り込んでいます。DJはいませんが、メタリックな2 many dj’s的手法と言ってもいいでしょう。そこに「なんか変だけど、好き」という肯定的な外連味(けれんみ)があります。それが故に一部のコアなメタルファンが評価しないことも驚くに値しません。

代表的なところでは、
「いいね!」…ジュリアナディスコ、ヒップホップ
「ヘドバンギャー!!」…ヲタ芸的リズム
「ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト」…ダブステップ
「4の歌」…レゲエ
「おねだり大作戦」…ラップ(この曲、パパは死にます)
「メギツネ」…童謡
「紅月 -アカツキ-」…X-JAPAN (さほど知らない僕でも感じる)

ヘドバンギャー!! (YouTube)
イジメ、ダメ、ゼッタイ (YouTube)

USAGI DISCOのリミックスもあって、BABYMETALは完全クラブ対応もします。

イジメ、ダメ、ゼッタイ
(USAGI DISCO remix)

BABYMETAL[BABYMETAL WORLD TOUR 2014 限定ステッカー・ジャケット仕様]
(amazon.co.jp)
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BABYMETAL(通常盤)
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