ドラマ/刑事・推理・サスペンスドラマ

憧れから共感へ 進化する刑事ドラマと視聴者の関係(3ページ目)

いつの時代もテレビを面白くする刑事ドラマですが、その内容は時代とともに変化しています。そこには時代の変化とともに視聴者の変化があります。カッコイイの対象だった刑事ドラマは考える対象として変化し進化しています。

竹本 道子

執筆者:竹本 道子

ドラマガイド

刑事ドラマと視聴者のかかわり方

このように、一口に刑事ドラマと言っても、テーマは様々で、視聴者も様々に考えているものです。一方で、刑事ドラマで活躍する刑事には次のような共通点もあり、それは視聴者の共感を呼びます。

手錠

視聴者も考えます

1. 正義とは何か、真実をどうするべきか、ぶれないものを持っている
2. タフである  
3. 闘い方を知っている
4. 一人でも挑める
5. 時代を認識している

これらの共感できる刑事の姿を見ることで、
視聴者は複雑な社会の事象を掘り下げる
視点と、そこから問題提議する力が 作品にあるかを見極めます。

そして、提示された問題を積極的に考え、自分の思いを発信するのです。これがいまの刑事ドラマと視聴者の関係ではないでしょうか。

この背景には、インターネットの普及も大きく影響しているでしょう。かつては、ドラマの感想を世間に発表できるような場は新聞の投稿欄くらいしかありませんでした。しかし、インターネットの普及によって人々はブログやSNSなどといった発表の場を手に入れることになります。自身の感想なり意見なりを一瞬のうちに多数の人へ送信し、意見交換も気軽になりました。視聴者は考えることに加えて、主張するようにもなったのです。

刑事ドラマを支える視聴者の目は 厳しくなっています。内容のないものや薄っぺらいもの、テーマが明確でないもの、あるいはテーマに共感できないものは、アクションが派手でも、イケメンが充実していても、支持されません。

視聴者に 「考えさせる」刑事ドラマは、視聴者を活性化させ (面白いと思わせる)、考える視聴者は 刑事ドラマをさらに進化させているのです。

見応えのある新しい刑事ドラマは、つくり手と視聴者のいい関係から生まれてくるのでしょう。期待したいと思います。

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