「煌」は名前に使えない? 火へんの漢字は良くないという話について

火へんの入る漢字は名前に良くないのか

火へんの入る漢字は名前に良くないのか

Q:「煌」という漢字を使いたいのですが、火ヘンの漢字は名前には使わない方がいいと聞きましたがどうでしょうか?

A:火ヘンの字を使うな、というような話は、出所は主に二つあります。一つは巷に広まった縁起かつぎで、もう一つは占いです。どちらも根拠のあるものではなく、名づけに必要な知識ではありませんので聞き流していただいて結構です。

名づけで大切なのは「火のつく字が好きか」「煌の字が好きか」というご自分の好み、ホンネであり、また名前に入れて社会生活で支障が出ないか、という使い勝手です。火を含む字で「勲」「薫」「秋」「照」などは昔から名前に使われ、「煌」は今人気の字で、難点のある字ではありません。
 

縁起かつぎは名づけの邪魔にしかならない

まず縁起かつぎについてですが、昔の農村では今より子供の死亡率が大きかったこともあり、サンズイの字は水難に遭うとか、キヘンやクサカンムリなどの植物をあらわす字は枯れてしまうからいけないとか、いろいろなことが漠然と言われていました。そういう類の話をしていますと、たとえば火に関する字は「災」につながるとか、翼や羽など鳥に関する字はどこかへ飛んで行ってしまうとか、キリがなくいろいろな連想が出てきてしまうわけです。

こうした素朴な連想ゲームによる縁起かつぎは、今では小学生でも口にしませんし、ここでわざわざ紹介すること自体が紙面を無駄にするつまらないことなのですが、しかし今でも名づけの際にそういう話をして口を出してくる人がいますので、振り回されないよう注意が必要です。
 

五行を使う占いがある

そうした単純な連想ゲームとは別に、姓名判断という占いの中に五行を使うものがあります。五行とは古代中国に生まれた考えで、この世のすべてのものが「木火土金水」の五つのどれかの性質をもっており、お互いに成長させたりつぶし合ったりする関係にある、という見方です。五行の考えは中医学(漢方)などにも取り入れられていますが、五行を使った占いもいろいろ作られてきました。

人の氏名で占う姓名判断でも五行を使ったものがいろいろあります。たとえば氏名の音とか字画などを五行に置き換え、配列の良し悪しを見る方法があります。また本人の生年月日を五行に直し、氏名の五行との相性をみる、という方法もあります。よく占い師に名づけを頼みに行って、「生まれないとつけられない」と言われた、という話がありますが、それは姓名判断と、生年月日を使う占いを混ぜて使う流派で、誕生日が決まらなければ具体的な名前が作れないということになるのです。

中国や韓国の占いでは、一つ一つの漢字自体を五行に分類して使うことも多く、たとえばサンズイの字はみな水に属し、キヘンの字は木に属し、火のつく字はみな火に属するということになります。その占いに従って名づけをする場合は、「あなたのお子さんの場合は水に属する字を使え」とか、「火に属する字は使うな」などと指示されることも起きるわけです。

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