昇や昂…似た字は意味も似ていることがある

日の入る字は太陽に関する字が多い

日の入る字は太陽に関する字が多い

Q: 8画の「昇」「昂」の字や、9画の「昴」の字は、みな似たような字面なのですが、成り立ちや意味はどのように違うのでしょうか?
 
A: 昇(ショウ)は日と升(ヒシャクをもち上げる)を合わせた字で、昂(コウ)は日と「見上げること」を表す部首を合わせた字で、どちらも太陽が高くのぼることです。昴(ボウ)はスバルという星団のことで、太陽とは関係ありません。

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日がつけば太陽であることが多い

漢字の中に「日」が入っていれば、太陽を表していることが多いのはもちろんです。もちろん太陽をイメージする名前を作る際は、そうした漢字がとくによく使われます。

太陽がのぼることを表すのが「旭」「旦」「暁」「昇」「晨」「曙」の字であり、太陽が高い所にあることは「陽」「昊」「昂」で、太陽が回ることは「旬」、一瞬とどまるのが「時」です。

太陽によってあたたかくなるのが「暖」、あつくなるのが「暑」、そして太陽によって植物が育つことを表すのが「早」「春」「萌」の字です。

輝く太陽を表すのが「晃」「昭」「照」「旺」「暉」「晟」の字で、太陽の光ではっきり見えることを表すのが「景」「映」の字です。沈んでゆく太陽は「晏」「莫」で、見えなくなった太陽や過去の太陽を表すのが「曇」「昨」「昔」「暦」などの字です。

そしてたとえば旬の字からさらに「洵」「詢」「恂」などの字が作られたり、莫の字からさらに「暮」「模」「漠」「幕」などの字も作られていますので、太陽に関する字は数が多く、名前に使われないような字まで数えればかなり広い範囲になります。
 

朝に月があって、晩に日があるのはなぜ?

日と月の両方が入る面白い字が「朝」です。左側の部分は太陽がのぼることで、幹(木の伸びた部分)の字にも含まれます。つまり朝とは、月がまだ高く見えている夜明けの時間のことです。

また今の私達は学校で理科を習っていますので、地球も天体、星だと思っていますが、古代人にとっては大地、太陽、月、星は違うものでした。太陽は大地の果てに沈んで、反対側の地の果てから出てきますので、その間は地下をくぐっていると思われ、日と免(くぐる)を合わせて「晩」の字が作られました。
 

日が太陽を指さない漢字もある

漢字の中に「日」が入っていても、太陽でなく、天体を表している場合もあります。「昴」の字は、日(天体)と卯(分かれること)を合わせ、スバルという星団を表します。昂と似ていて見間違えされることも多いですが、意味も読み方もまったく違い、昂はコウ、タカ、タカシで、昴はボウ、スバルと読みます。

「星」の字は日(天体)と生(植物がうまれること)を合わせ、空に現れる天体のことです。また日を三つ合わせた「晶」という字は、星のたくさん出ている星空のことです。

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