さんずいなど、水に関する字を子どもの名前につけるのはよくない、縁起が悪いとは言えない

子どもの名前に、水に関する字は使ってはいけないということはない

子どもの名前に、水に関する字は使ってはいけないということはない

Q:海、波、汐等の「さんずい」や、雪、雲等の「雨かんむり」等、水に関係する漢字を長男の名前に使うと縁起が良くないと聞きました。本当ですか?

A:水に関係する字かどうかも、長男、次男ということも、名づけと関係はありません。名前に向く字であるか、そして自分自身が気に入った字であるかどうかが大切なことです。

「さんずいは縁起が悪い」などと言われてきたのはなぜ?

今ではかなり少なくなりましたが、水に関係する字は「流れてしまう」「水難に遭う」という連想につながるため、嫌う人もいるというのは事実です。これは昔から、花の字は散ってしまう、植物の字は枯れてしまう、季節の字は移り変わってしまう、という連想から嫌う人がいたのと同じです。

また渓、雲、流、水、霞などの字は、昔から芸術家の雅号にもよく使われてきましたので、家業を継いで日々汗を流して働くべき長男のイメージに合わない、と思われた時代もあったのでしょう。

ただそうしたことはみな個人が感じてきた印象、好みの話であって、何かの社会的な事実を表す話ではなく、縁起の良し悪しとも関係ありません。

もちろん名づけは親の好みが大切ですので、良い印象をもてない字なら使わないほうがいいでしょう。流れない、散らない、枯れないようなイメージの字がお好きな人は、金属か石に関する字を使えばよいので、昔から岩男、鉄之助、などという名前もつけられていました。

ただこうした個人の印象や好みを、一般的な事実のようにしゃべる人も世の中にいますので、惑わされないようにしてください。ちょっと気がつきにくいですが、泰、益、永などの字は水に関係があり、霞の字は水と関係が無い、ということなどを説明できてこそ名づけの専門知識なのです。「さんずい」や「雨かんむり」だけで判断するのは、間違っています。

水に関係する、名前に使われる字

水に関する字も名前によく使われる人気の字はあり、そういう字がお好きな人は自由にお使いいただければいいでしょう。ごくおおまかに、人気の高い字からあげてみますと以下のようになります。

汰(水が多い)、海(うみ)、沙(川辺の細かい石)、湊(みなと)、涼(すずしい)、澄(すむ)、河(つき進むかわ)、治(河辺の堤防)、波(なみ)、湖(みずうみ)、順(流れるように進む)、潤(水が多い)、渉(水の中を歩く)、清(きよい)、泰(水が多い)、澪(小川)、永(川がどこまでも流れる)、浩(川の水が多い)、洋(見渡せる海面)、滉(広い水面)、温(湯であたためる)、渚(海や河のほとり)、汐(夕方の海水)、淳(中味が多い)、潮(朝の海水)、津(海や河に面した所)、流(ながれる)、洸(水面が広がる)、満(水が多い)、江(陸地に入りこんだ水)、益(水が多い)、零(しずく)

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