定年・退職のお金/老後資金の貯め方

老後資金&年金不足を解消する「副業」のススメ

老後に不安を感じるのは、どの世代でも共通でしょう。老後のためにコツコツ節約するのも大事ですが、並行して「収入を増やす発想」も必要です。今からでも、老後になってからもできる副業(副収入)について考えてみました。趣味・特技・知識・スキルなど、お金にかえられるものはたくさんあります。

執筆者:小川 千尋

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老後資金の準備に手が回らなくても、子どもの収入や年金に期待するのはNG

老後資金作りに不安があるなら副業を考えて。

老後資金作りに不安があるなら副業を考えて。

現役世代で老後資金準備に不安を感じている人は多いでしょう。今の生活費と住宅資金(頭金の貯蓄や住宅ローンの返済)、教育資金を工面するのに精いっぱいで、老後資金の準備まで手が回らないからです。しかし、「子どもの世話になる」「年金に期待する」のは、最もアテにならない(アテにしてはいけない)老後準備の考え方です。

おひとりさまであれば、なおさらです。子どもはいないし、年金は少ないし……で、夫婦の世帯よりもシビアに老後準備を考えなければいけません。
 

節約だけでは老後資金はつくれない

老後準備の方法として「節約」は大切です。しかし、節約には限度があります。

極端に食費を削り過ぎて健康を損ねては、医療費という支出を増やす要因になってしまいます。また、夏場の電気代を節約して熱中症になってはたまりませんし、冬場の光熱費を削って冬場中、カゼをひいているのはバカらしいことです。
 

負担にならない範囲で副業をし、収入を増やそう

やはり、適切な節約をしつつ、「収入を増やす」発想も必要です。収入を増やすには、本業の他に副業を持つことです。だだし、会社で副業を認めている場合は、です。

副業といっても、本業の他にすることですから、ツライことでは長続きしません。趣味や特技、知識、経験を収入に換えることを考えてはいかがでしょうか。ネットや自宅、友人・知人などのネットワークを使えば、いろいろなことができそうです。
 

趣味・特技・知識など、お金にかえられるものはたくさんある!

副業探しの第一歩は、自分の趣味・特技・知識・経験・好きなこと・やりたいことを洗い出してみることです。

例えば、モノ作りが趣味なら、手作り品を販売できるサイトで売る、自宅(近所の集会場などでも)で教室を開く、お店をやっている友人・知人がいれば店に置いて売ってもらうなど。一見マニアックですが、趣味の「がま口」作りが高じて、がま口を販売したり教室を開いたりして収入を得られるようになった人もいます。
 

手作り品を売るならこんなサイトが便利

参考までに、ネット上で手作り品を出品・販売できるサイト、ショップを開けるサイトの例をご紹介します。

minne
ハンドメイド・手作り作品の販売サイトです。出品は無料ですが、売れた場合は手数料がかかります。

Yahoo!ショッピング
無料でお店を開けます。

STORES.jp
最短2分でネットショップを作れます。
 

特技や経験など、形のないものもお金になる

モノは作れないけれど、特技や経験を売ることができます。そんなサイトはこちらです。

ココナラ
知識・スキル・経験を売り買いできるフリーマーケットです。

ビザスク
自分の経験のある分野をアドバイザーとして登録すると、相談案件がきて報酬につながります。
 

自宅で教室を開く手も

また、自宅に人をよべるようだったら、自宅をサロンにしてもいいですね。料理教室、パン作り教室、アクセサリー作り教室など、やれることはたくさんあります。自宅をサロンにして何かをしている人を「サロネーゼ」といい、ここ15年くらいでサロネーゼが増えているそうです。
 

老後も副業を続ければ年金の足しになる

副業では、月数万円稼げればよしとしましょう。会社が副業を認めていても副業でたくさん稼ごうとすると本業に差し障りが生じることもありますし、楽しいことも楽しくなくなってしまうかもしれません。

また、副業で稼いだお金は、今の生活の足しにしてもいいですが、できるだけ老後資金に回しましょう。そして、副業が年をとってもできることなら、そのまま続ければ年金の足しになります。副業を通してつながる人間関係も、老後の強い味方になってくれるでしょう。

※ここで紹介したサイトを利用する際は、ご自身でよく調べてください。類似のサイトもあります。

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