これから来るアイドル、これ一枚で先取りできます!
昨年に比べて今年のアイドルシーンの特徴のひとつとして、大型小型東京地方問わずアイドルフェス的なイベントが増えた感じがあります。いわばそれだけアイドルグループ自体が増えたということ。実際47都道府県でスターバックスがない県はあってもアイドルのない県てなさそうですよね…。(注・ちなみにスタバは鳥取にありませんでしたが近々出来て全県制覇となるようです)そんなアイドルシーン、何を見ればいいかわからないよ! という人のためにおすすめのアイドルコンピが登場しました。それが『Girls Pop’n Party -Idol Parade Neo-』(ビクターエンターテインメント)。北海道から長崎までのまさに「これから来そうな」地方アイドル・グループ13組を集めた一枚。監修を担当したひとりであり、アイドルイベントのディレクションを多く担当しているフジモリダイスケさん(アイドル・メディア・ディレクター)に同コンピ盤や最近のアイドルシーン、イベンターというお仕事についてなどなど、かなり雑談気味ですがいろいろうかがってみました。
『Girls Pop'n Party -Idol Parade Neo-』(ビクターエンターテインメント)発売中 \1,852+税 収録曲 01. 初恋☆キラーチューン / WHY@DOLL 02. もういっかい! / ミルクス 03. シークレットマジック / アイリス 04. Two Night Carnival / C-Style 05. 恋の乗車券?Ticket to LOVE? / ミラクルマーチ 06. Planet Eyes / こけぴよ 07. 私の世界遺産 / 3776 08. BYUUUNN!! / Jumpin' 09. おもいきってI Hold You -So Lucky Remix- / せのしすたぁ 10. はぴらぶ / CAMOUFLAGE 11. HeartLatte / TnyGinA 12. Magic Island / いとしまPR隊 Lovit's! 13. ミルクセーキ大作戦 / MilkShake
――まず今回のコンピの話の前に、いまのアイドルシーンについてお聞きしたいんですが、去年のあまちゃんブームとかありましたが、この一年でアイドルって増えました?
「むちゃくちゃ増えましたね! 地方もですけど、最近は東京都内で区のレベルでも『ご当地アイドル』をうたうところが増えてきて、世田谷区だけでも自分が確認してるだけで3つくらいあります。23区だけでも50か60はあるんじゃないかな? 運営にあたってみると、キチンとした芸能事務所はもちろん、個人でやってる所もあれば音楽スクール系、木更津のC-StyleみたいなNPO運営、川崎純情小町みたいに市が運営とか本当にしていたり、ケースはいろいろですよね。そういうグループそのものの部分だけじゃない面白さがある」
――その中でひとりかふたりアイドル好きのスタッフがいたりして。
「アイドル好きな関係者が居た方が動き出すのはスムーズなんですけど、全然アイドルの事とかわかってないところもある(笑)。よくわかってないけど、地元をどうにかしたいって熱でとりあえずスタートしてみた、みたいな所もけっこう少なくないですよ。ひめキュンフルーツ缶を立ち上げたマッドマガジンさんは、アイドル云々よりは、まず『地元盛り上げたい』って気持ちが強かったみたいです。今はお客さんもそうだし、ネットやいろんな方面から、次第に協力してくれる人が増えてきて形になっていく、みたいなパターンもありますよね」
――今のアイドルシーンって、上はAKB48・ももいろクローバーZみたいな「国立競技場クラス」、次いで「日本武道館クラス」「ZEPP TOKYOクラス」「クラブクアトロ・リキッドルームクラス」くらいで続いて、その下のライブハウスイベントに出てるアイドルが一番数も多いし、活気もあるのかなという気がします。それこそフジモリさんがよくイベントをブッキングしてる新宿MARZとか。
「だいたい新宿MARZがいっぱいに入れて280人弱くらいで、都内で同じくらいの規模というと渋谷NEST、Crest、高円寺HIGHあたりかな?渋谷は多いんですよね。もともとライブハウスが多かったかのとクラブ系の箱もあったので、バンドやクラブイベントが不況の影響で数が減ってきたのと合わせてアイドルブームが来て、最初は少しだったのが徐々に増えたところで、他と差別化っていうのもあってアイドルイベントを始める箱が多くなったんでしょうね。以前から新宿でアイドルライブをブッキングしていたルイードK4さんや、今はBirthさんもあって新宿も盛り上がってきてますね。」