驚きの合格実績を出している海外の日本人対象塾、多数

シンガポール、上海、クアラルンプールなど、日本人が多いところでは学校終了後に各塾のバスがずらっと並ぶ光景が見られます。

シンガポール、上海、クアラルンプールなど、日本人が多いところでは学校終了後に各塾のバスがずらっと並ぶ光景が見られます。

海外の日本人対象塾のなかには、日本では考えられないくらいの合格実績を出している塾が意外と多くあります。その理由のひとつは生徒の学力水準の高さ。海外勤務に選ばれるのは大手企業のエリートであることが多く、父親の学力と経済力が高い傾向にあります。また、母親は海外で働くには就労ビザが必要なこともあり、ほとんどの場合が専業主婦です。したがって子どもの面倒を見る時間がたっぷりあります。教育への関心が高い両親に育てられてきた子どもは日本で育った子どもよりも、成績が優秀なケースが多いです。

また、教える側の講師の指導力の高さも、高い合格実績を出せる理由です。海外で指導している講師は、数カ月休みなしということも珍しくありません。過酷な労働環境からすぐに辞めてしまう講師も多いですが、覚悟を決めて海外で指導経験を重ねている講師は、日本の大手有名塾の看板講師にひけをとりません。もちろん海外ですから、日本の塾では主戦力となっている大学生アルバイト講師もいません。

もうひとつ、高い合格実績を実現している大きな理由は「帰国枠受験」という受験システムがあること。早稲田大学高等学院や立教池袋中学、同志社国際中学・高校や立命館宇治中・高校など、一定の条件を満たいていれば帰国枠で受験をできるというところが多くあります。これらの学校の帰国枠受験は一般入試よりも大幅に入りやすく、海外の日本人対象塾の合格実績を押し上げています。

日本の塾以上のきめ細かいサービス、フォローアップ体制

海外の日本人対象塾に入塾すると「ここまでやってもらえるのか!」と、そのきめ細かいサービス、フォローアップに驚く人も多いです。

まず、多くの塾は日本人小中学校へ迎えの「塾バス」を出しています。シンガポール、上海、クアラルンプールなど、日本人が多いところでは学校終了後に各塾のバスがずらっと並ぶ光景が見られます。もちろん塾が終わると生徒たちが住んでいるコンドミニアム(日本でいうマンション)への送りバスも出ます。

日本の塾との違いはそれだけではありません。日本の塾では地元周辺の学校と圏内の受験システムしか情報がないことがほとんどです。例えば東京の塾のスタッフは関西の学校事情や受験システムにことを知らないのが当然です。一方海外の塾である程度経験を積んだスタッフは関東、関西、東海を中心に北海道や九州の学校や受験システムについても基本的な知識を持っています。生徒の帰国先は日本全国なので、東京の受験しかわからないというようでは適切な進路指導ができないからです。

また、肝心の学習指導の熱心さも日本の比ではありません。海外で運営している日本人対象の塾は基本的に休業日がなく、日曜でも教室を開けているところが多いです。ふだんの授業以外の無料補講も日本国内よりも圧倒的に多く、塾を「第二の家」として毎日勉強しに来ている受験生もたくさんいます。受験シーズンになると東京のホテルを利用した「帰国受験合宿」を催す塾もあります。受験直前までふだん教わっている講師の指導を受けられるのは、受験生にとってはなかなか心強いことでしょう。

さらに日本以外の学校へ進学する生徒のために、IB(国際バカロレア)やSAT(大学進学適性試験)のためのクラスを併設している塾もたくさんあります。他にもネイティブスピーカーによる英会話や数学の指導など、日本の塾には見られない指導サービスを提供している塾も多いのが海外にある塾の特長です。

さて、いかがでしたでしょうか。海外での生活は日本に比べて制約も多いですが、塾での学習環境は日本以上といえます。どこまでのサービスが受けられるかじっくり検討して、海外生活経験の強みを最大化できるような塾を選んでください。
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