炊飯器・炊飯ジャー/炊飯器お試しレポート

おいしさを踏襲した3.5合炊き炊飯器「極め羽釜」誕生

2014年は、各社とも高級炊飯器の小容量タイプを投入。小さい=安いという炊飯器の常識を塗り替えています。象印の人気シリーズ「極め羽釜」にも、3.5合炊きが登場!早速、その実力を試してみました。

執筆者:戸井田 園子

小さくてもおいしい小容量炊飯「極め羽釜」いよいよ登場!

圧力IH炊飯ジャー『極め炊き』NP-QA06型“極め羽釜”

圧力IH炊飯ジャー『極め炊き』NP-QA06型“極め羽釜”


高級ラインに参入以来、順調に支持を得ている『極め羽釜』シリーズ。おいしさには定評がありますが、独自の釜形状のため本体がやや大きく、「もっと小さければ欲しいのに…」という声が多かったのも事実。そんなニーズを受けて、今年はいよいよ小容量の3.5合サイズを発売! 小さくてもおいしいご飯が楽しめるのはもちろん、炊飯器に大きなスペースを割かずに済むのもうれしポイントです。


小型化するには高い技術が必要!

圧力IH炊飯ジャー『極め炊き』NP-QA06型“極め羽釜”

2013年5.5合モデル(右)と比べると、かなりコンパクトになった2014年3.5合モデル(左)

まずはじめにお伝えしたいのが、高性能な製品を小さくすることの難しさについて。炊飯器トレンドについて「今年は、10万に迫る高級小釜が注目だよ!」と話すと「小さいのになんで価格が高いの?」という声をよく聞きました。確かに、生活家電は「大容量=高額」というセオリーが根強くあるジャンルではあります。ガイドも最初は、小さくしたいなら、設計図を縮小コピーして作ればできるのでは?なんて、単純な発想をしたものです。

しかし!開発者に聞いてみると、5.5合と同じおいしさを実現するには、内釜をはじめ、火力ヒーター・断熱構造・ソフトプログラミングなど、全てを同じレベルで設計しなくてはいけないそう。ヒーターや電線をはじめ基盤などの部品レベルは、基本的には5.5合と一緒のサイズ。それらを、全体的に小さくなった釜本体に納めなくてはならず、いかに効率良く詰め込んでいくかが設計の最も苦労したところ……とのこと。大きなと同じ性能のまま小さくするのって大変なんだなぁと納得したのです。

考えてみれば、デジタル機器がコンパクトになれば高くなっても疑問を持たないのに、炊飯器だと高くなるのが解せないのはなぜなんでしょうか?スマホやデジカメを小さくするのが難しいのと一緒と考えれば、小釜が高くなるのも何となく納得できるはずです。そういう気持ちで、炊飯器を小型化した技術力を評価してみてください!

それでは、実際の製品についてみていきます>>

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