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しっかり調べて賢く節約! 大学受験費用これだけは(2ページ目)

受験生をもつ保護者にとって、「大学進学にかかるお金」はとても気になるところでしょう。大学進学後に支払う「学費」だけでなく、入学前にかかる「受験費用」も計画的に準備することが大切です。今回は大学入学までに必要な費用の算出法、そして賢い節約術を紹介します。

執筆者:大坪 讓

併願による割引制度を設ける大学も

受験料を上手に節約する秘訣は、まず情報収集から。志望する大学のパンフレットを読んで、お得な入試方式や受験料の優遇制度を研究しましょう。ポイントとなるのが、(1)センター試験利用入試、(2)学内併願による割引、(3)全学統一入試です。

(1)センター試験利用入試を採用する私立大学では、大学個別の試験を実施せずセンター試験のみで合否の判定をするケースが多いです。その場合、個別試験の受験料が一般入試に比べて割安なほか、当日の交通費や宿泊費の分も節約になります。ただし、倍率も高くなりがちなので、難易度は高い傾向にあります。

(2)学内併願による割引とは、同じ大学内で複数の学部・学科を出願した人に対して、2つめ以上の受験料が割引になる制度です。入試方式など制限がある場合もありますので、入試要項等でよく確認しましょう。

(3)全学統一入試は、大学のすべて(または一部)の学部・学科共通で、入学試験を行うもの。1度の受験で複数の学部への出願が認められ、2つめ以上の受験料が割引になるのが一般的です。

これらは金銭面だけでなく、精神的、身体的負担の軽減というメリットもあります。志望大学がこれらの入学方式を採用していて、お子さんの希望と条件が合う場合には検討してみるとよいでしょう。そのほか、最近はインターネットによる出願をした場合に、受験料の割引を受けられる大学も増えています。各大学から発表される最新の入試情報を確認してください。

→次のページでは、大学受験の交通・宿泊費の節約について
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