心の奥を甘くする、絶品コーヒーと幸せのお菓子:ブランケット・カフェ
加賀藩初代藩主・前田利家とその妻おまつの方が祀られている尾山神社のお膝元にある、ほんわかして可愛らしい外観ながら自家焙煎の本格的なコーヒーが飲めるブランケット・カフェ。店名の由来は店を訪れる人が「ブランケットに包まっているみたいに温かな気持ちになれるように」との思いから。インテリアから器、カトラリーに至るまでオーナー夫妻のこだわりと愛情が詰まった店内は緩やかな時間が流れ、誰もがほっこり寛げます。
コーヒーはブレンド、ストレート合わせて10種類。他のコーヒー店と一線を画するのは抽出方法をペーパードリップ、ネルドリップ、フレンチプレスの3種類から選べること。好みに応じて、またはその日の気分で選んでみるのも楽しいです。
コーヒーを抽出する温度は83度なので、熱いコーヒーが好きな人には少し温く感じるかもしれませんが、この温度がブランケット・カフェのコーヒーを最も美味しく味わえる温度なのだそう。
また、奥様が手作りするオリジナルスイーツも高ポイントで、木目を基調とした店内のあちこちに植物やクラフトがセンスよく飾り付けられたナチュラルな雰囲気と合わせて甘党女子におすすめの1軒です。
■Blanket cafe
住所:〒920-0918 金沢市尾山町12-2
TEL:076-261-3322
営業時間:9:30~18:30 ※土曜日は9:30~22:00
定休日:月曜日
コーヒーの魅力が凝縮された一杯を五感で味わって:金澤ちとせ珈琲
昭和25年に甘味処としてスタートした金澤ちとせ珈琲。時代の変遷とともに喫茶店へと業態を変え、途中店名からも「ちとせ」が外れたものの、2009年にとことんコーヒーにこだわる自家焙煎コーヒー店として生まれ変わりました。現在、市内に3店舗あり、オーナーは2011年にUCCコーヒーマスターズのペーパードリップ部門優勝、2012年にはコーヒー豆鑑定の国際資格「Qグレーダー」を取得しているコーヒーのスペシャリスト。
扱っている豆のクオリティの高さは言うまでもなく、各店舗には日本スペシャルティコーヒー協会が認定するコーヒーマイスターが常駐し、芳醇な薫りが芳しい至福の一杯を提供しています。
コーヒーはブレンド4種類(450円~470円)、ストレート9種類(各550円)の他、数量限定で入荷されるスペシャルティ・コーヒーも見逃せません。
香林坊店はサイフォン、百番街店はハンドドリップと店舗ごとに抽出方法が異なり、自家製ワッフルやコーヒーを使ったケーキやジェラートなどスイーツメニューが充実しているのも嬉しい限りです。
■金澤ちとせ珈琲
住所:〒920-0961 金沢市香林坊1-1-1 香林坊アトリオB1F
TEL:076-220-1010
営業時間:10:00~19:00
定休日:香林坊アトリオに準ずる
シアトルの風が吹く、アットホームなコーヒーショップ:キュリオ
近江町市場から徒歩圏内にあるシアトル系カフェキュリオ。自家焙煎ではありませんが、金沢で多くの飲食店にコーヒー豆を卸している自家焙煎コーヒー豆専門店アリーカフェからキュリオ用にブレンドされたオリジナル豆を仕入れており、クオリティの高さは自家焙煎コーヒー店と変わりません。メニューはエスプレッソが主体で、サイズやコーヒーの濃さまで自分好みの味にカスタマイズできるのがシアトル流。
多くのバリスタから支持されているラ・マルゾッコ社のエスプレッソマシンで淹れられるコーヒーは飲んだ瞬間「わ、美味しい!」と口走ってしまうほど。おすすめはゼスティーモカ(S510円、M560円)。
オレンジピールを散らしたモカコーヒー(アイスはたっぷりのホイップクリームの上にココアパウダー+オレンジピール)なのですが、濃厚なモカにオレンジピールの爽やかな薫りが相性抜群で絶妙な味わいでした。
シアトル出身のご主人と日本人の奥様で経営されていて、初めての人でもとてもフレンドリーに迎えてくれるので、畏まらず普段着で訪れてほしいお店です。
■キュリオ
住所:〒920-0854 金沢市安江町1-13
TEL:076-231-5543
営業時間:9:00~18:00
定休日:火曜日
ツウが通うコーヒースタンドBLUE Monday、コーヒーを飲みながら謎解きができる謎屋珈琲店、コーヒーしか置いていない桂珈琲店など、金沢にはまだまだユニークなコーヒー店が沢山あります。お休みの日は美味しいコーヒーを飲みに金沢へ出かけてみませんか?