羊蹄山~ニセコアリアのテーマミュージアム

北海道の旅の魅力といえば、良質の温泉巡りや新鮮な魚介類などグルメフーズの食べ歩き、また都会では味わうことができないダイナミックなアウトドアが真っ先に頭に浮かびますが、時には「北の大地でアートを満喫する旅」というのも味がありますよね。

北海道には雄大な大自然が生みだした多くのアーチスト達にちなんだ「画家の美術館」や当地ならではというユニークな「テーマミュージアム」もたくさん。今回は、北海道の羊蹄山~ニセコエリアに点在する5つのミュージアム、倶知安町の小川原脩記念美術館、共和町の西村計雄記念美術館、岩内町の木田金次郎美術館荒井記念美術館、そして大正時代の文豪・有島武郎の資料を展示する有島記念館、通称「しりべしミュージアムロード」にご案内しましょう。
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5つのテーマミュージアム
 

小川原脩記念美術館 

羊蹄山の北西に位置する倶知安町。この町で生まれ育った小川原脩(おがわら しゅう 1911-2002)画伯の作品を中心に地域ゆかりの画家の作品を展示しているテーマミュージアムが、こちら小川原脩記念美術館です。
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小川原脩記念美術館

小川原は、東京美術学校、現在の東京芸大在学中に早くも「帝展」に入選するという、バリバリの実力派。卒業後は戦争で一時断念した前衛絵画の手法を武器に、ふるさとの倶知安町で「地元画家」として創作活動に専念しました。

私が取材にうかがった時は「異国の空」というタイトルで、中国の桂林やチベット、インドの情景を描いた作品が展示されていました。砂漠や土壁をイメージしたアンバー系を主体とする色彩で表現された小川原独特の世界……異国の風景やそこに住むデフォルメされた人々、また水牛や鶏といった身近なモチーフの中に見られるエキゾチズムに魅了されてしまい、作品を観たあと、まるで長いシルクロードの旅を終えたかのような錯覚に陥った次第です。
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エキゾチックな作品で異国への旅に

羊蹄山の麓という風光明媚なロケーションに作られているこの美術館はその展示作品だけでなく、雄大な山をバックにした建物そのものが「絵になる」芸術作品。特に天気がいい日にはロビーから眺める羊蹄山が圧巻で、運がよければロビーの床に映る変わり種「逆さ蝦夷富士」を見ることができますよ。
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ロビーの床に映る、逆さ蝦夷富士

入館料    500円
場所     北海道虻田郡倶知安町北6条東7丁目1
電話     0136-21-4141
ホームページ http://www.town.kutchan.hokkaido.jp/culture-sports/ogawara-museum/