住宅設計・間取り/実例にみる間取りプラン

間取りから始まるローコストの家

ローコストの家を考える際、一般的に仕上げ工事や設備工事の内訳をチェックすることが多いと思います。しかし間取りにも注意が必要で、広さはもちろん、かたちにも注意しなければ、建築コストは大きく上がってしまいます。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

仕上げ・設備ばかりではなく建物のかたちも注意

一般木造住宅の本体工事費の内訳は躯体工事が41%、仕上げ工事費36%、残り23%が設備工事費、これがおおよその目安です。躯体工事は建物の骨格になる部分ですから、そう簡単に変更することはできません。

コストダウンを図るのであれば全体割合の約6割を占める仕上げ工事と設備工事の内訳をチェックすることになります。しかしその前に注意しなければならないのが建物のかたちです。コストを下げたいからといって規模の小さい家にしても、凹凸のあるかたちであれば壁の面積が増えてコストはアップしてしまいます。

コストを下げたいのであれば第一に建物のかたちをシンプルにすることです。


実例をふまえて

以下の実例をふまえて、次のページでローコスト住宅の設計の考え方を解説します。

・家族構成:夫婦+子ども2人
・敷地面積 :  36.1坪  (119.01平米) 
・1階床面積:  17.3坪  (57.13平米)
・2階床面積:  16.8坪  (55.66平米)
・延べ床面積:  33.9坪  (112.19平米)
・構造・規模:木造2階
・予算  1900万円(税別)
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