直球勝負のキャッチフレーズ!

カナダの象徴であるメープルリーフ(楓の葉)が描かれたデザインは、これぞカナダをストレートに表現。価格は1本1.50カナダドルほど

カナダの象徴であるメープルリーフ(楓の葉)が描かれたデザインは、これぞカナダをストレートに表現。価格は1本1.50カナダドルほど

カナダでもビールは一番飲まれているお酒のひとつ。酒屋に行けば、ずらっと並ぶビールは壮観で、国産のメジャーブランドを筆頭に、バドワイザーやクアーズといったお隣アメリカのビールも国産物と同様の扱いで販売されており、さらに各地の地ビールや世界各地からの輸入物も数多く陳列されています。キリンの一番搾り、アサヒスーパードライやサッポロ黒ラベルなど、日本の銘柄を見かけることも珍しくないんですよ。

そんな多種多様なビールの中、これぞカナダのビールといえるものをひとつ挙げるとしたら、やはりモルソン・カナディアンになるでしょう。もう、その名前からして、選ばずにはいられないネーミングです。キャッチフレーズも"I Am Canadian"(私はカナダ人である)といった直球勝負!

今回はこのモルソン・カナディアンというビールをご紹介し、カナダでのビールの飲まれ方なども合わせてご説明します。


万人受けする、すっきりとした味わい

このモルソン・カナディアンはビールの種類としてはオーソドックスなラガーです。元々カナダやアメリカでは、大手メーカーの主要銘柄は味が薄めのラガーが多く、日本からの旅行者でも違和感なく飲むことができるものが主流。このモルソン・カナディアンも同様に、他のビールに比べて際立った味わいはないものの、クセがなく、誰にでも普通に勧められるビールです。

カナダのレストランなら、まず置いてないところはなく、パブやバーではドラフト(生ビール)で飲むことも出来ます。

ビールとスポーツの切っても切れない関係

ものすごい人気を誇るNHLのゲームはチケット確保も困難

ものすごい人気を誇るNHLのゲームはチケット確保も困難 (C) Tourism Ontario

日本でもプロ野球観戦など、スポーツとビールはおなじみの関係ですが、ここカナダでも同様。実際のアリーナでの観戦はもちろんのこと、試合のある日は街中やアリーナ周辺のスポーツバーも大いに賑わいます。日本でも最近はスポーツバーが増えてきましたが、カナダではスポーツバーがビールを飲む一番身近な場所。仲の良い友達や仕事仲間が集まって、大画面でのスポーツを楽しみ、おつまみを食べ、そしてビールを飲む。カナディアンのライフスタイルの一面と言っても良いほどです。

さて、カナダのスポーツ観戦といえば、何と言ってもアイスホッケー!とりわけカナダにおけるプロアイスホッケーリーグであるNHLの人気は日本では喩えられるものがないほどで、プロ野球、Jリーグ、大相撲の人気をすべて足しても足りないくらい圧倒的な存在です。このホッケーのゲームがあるかないかで、スポーツバーの売り上げに大きく影響します。

そんなホッケーなしでは生きていけないような人たちが多数いるカナダですが、モルソン・カナディアンがNHLのオフィシャルビールに認定されていることも見逃せません。多額の契約料を支払い、2011年シーズンより7年間にも及ぶ大型契約を結んでいるため、NHLのゲームのあらゆる場面でモルソン・カナディアンの名前が冠スポンサーとして利用され、その結果、益々カナダのビールとしての地位を固めているわけです。

パブで楽しむビール

カナダは元々が英国の植民地だったこともあり、英国の伝統を受け継ぐパブも多数あります。ただ、パブで好んで飲まれるのは輸入物のビールや地ビールなど、味にこだわりを持つもの多く、モルソン・カナディアンが全く飲まれないわけではありませんが、スポーツバーとはかなり様相が異なります。

でも、お酒には厳しいカナダ

ビールを英仏両語で表示。2つの言語が公用語のカナダでは商品名や説明は2ヶ国語表示が基本

ビールを英仏両語で表示。2つの言語が公用語のカナダでは商品名や説明は2ヶ国語表示が基本

カナダではケベック州を除き、酒はリカーストア(酒屋)のみでしか販売されておりません。ケベック州だけは比較的お酒に寛容なので、コンビニやスーパーでも販売されていますが、日本と違ってお酒の自動販売機は全くなく、カナダ全国のほとんどの場所では、いつでもお酒が買えるわけではありません。なので、クリスマスなどの連休の前には、買いだめする人でリカーストアが大混雑します。

さらに屋外での飲酒はご法度。天気の良い日にビーチで飲んだり、桜の下で飲んだりすることはできません。料金を払って一時的に占有しているキャンプサイトや、レストランの屋外パティオなどは例外ですが、基本的に公共の場所での飲酒はできません。

さて、モルソン・カナディアンの公式サイトですが、英仏両語からどちらの言語かを選択し、さらに生年月日と居住する州を入れないとサイトにアクセスできません。これはカナダが二ヶ国語を公用語とすること。そして、州によって飲酒が認められる年齢が異なるため、このようなアクセス制限を掛けているわけです。いずれにせよ、サイトにアクセスしたからといって実際にお酒が飲めるわけでもないのに、このような制限をかけることに、カナダのお酒に対する厳しい姿勢を垣間見ることができます。

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