君島十和子 美の10ヶ条(8ページ目)

意外と人から見られているネイル。十和子さんのネイルは、とても上品で視線を誘われます。

「私は20代後半からずっと、爪の“面”は肌色に近いネイルカラー、爪の“先”はホワイト、という王道のフレンチネイル。爪自体が大きいことがコンプレックスで、赤色をはじめとする濃い色が塗れなくて、できるだけ爪が目立たないよう地爪の色が透けて見えるくらいヌーディな色ばかり選んでいたのです。

今もヌーディな色のネイルが好きなのは変わらないけれど、先日初めて「逆フレンチ」デザインにしてみたところ、とても新鮮な気持ちになりました。ネイルの楽しみそのものまで増えたように感じられて嬉しくて。

ネイルがきれいに保たれていると、所作までが美しくなる。それはネイルをしていることで自然と視線が指先に向くためにそのお手入れ不足が気になり、ネイルに手をかけていないときよりも、手そのものを美しく保とうという気持ちが生まれるからではないかと思うのです。意識のゆきとどいた指先、それが美しい所作にもつながるのでしょう。」