別荘・リゾートマンション/温泉地の別荘・リゾートマンション

熱海リゾートの魅力を徹底解剖(環境)(2ページ目)

「熱海ってどんな街?」の2回目は、環境面をご紹介します。温泉や花火、海などをセカンドライフを送るなら、という視点で検証してみました。

平野 ゆかり

執筆者:平野 ゆかり

別荘・リゾートマンションガイド

熱海には、山あり、海ありの豊かな自然

東伊豆に位置する熱海は、相模湾に面し、平坦地は海沿いの一部だけ。街のほとんどが丘陵地になっています。相模湾は海水浴場として人気のサンビーチ、ヨットなどが係留されているマリーナのあるムーンテラスなどに分かれ、きれいに整備されています。最近完成したムーンテラスは、海にむかってウッドデッキが広がり、散歩にお勧め。浜辺に出なくても海の間近にデッキがあるので、ビーチサンダルでなくても普段の靴のままで大丈夫。ヨットやクルーザーを眺めながら海辺の風景を堪能できます。夜になるとライトアップされるのも有名。潮風に吹かれながら夜の静かな海辺も素敵です。

熱海から車で10分も行けば網代漁港。ここではアジやタイ、ブリなどが採れ、旬の魚を食することもできます。釣り好きの方は下田方面に向かえばスポットがいっぱい。釣りたての魚をおつまみに一杯、そんな夕食なら夫婦の会話も増えそうです。


花火が見えることも大切

熱海市では年間10回以上海上花火大会を開催しています。それだけにリゾートマンションの場合、ビューテラスを屋上に設けた物件も多く、中古別荘の広告では花火が見える場合、しっかりアピールしています。わたし自身は、残念ながらまだ一度も見たことがないのです。場所によって、見え方は違ってくるので、実際に見てみるのがいいでしょう。一年に何度も楽しめるイベントなので、気候のいい時期はやはり海辺に出て、かぶりつきで見たいものです。

海岸には「お宮の松」の銅像がありますが、作者である尾崎紅葉は「起雲閣」でこの金色夜叉の小説を書いたとか。起雲閣はもともと別荘として建てられ、その後長い間旅館として使われていましたが、今は歴史的な建築物として公開されています。谷崎潤一郎や志賀直哉は熱海に住み、太宰治は村上旅館で「走れメロス」を執筆したそうです。多くの文化人に愛された熱海は、やはり街に魅力があるということの証なのでしょう。
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