郵便受けを覗くと、DMが入っていた。「こんなの、誰が読むのかな?」と思いながら、そのままゴミ箱に捨てた。多くの人が、週に何回かはこんな経験をしているのではないでしょうか?
その結果、「DMは読まずにポイ捨てされるもの」と考えている販促担当者は少なくありません。
しかし実際には、DMそのものが無くなることはなく、今でも根強い人気を保っています。今回は、そんなDMの種類について、さまざまな角度から紹介します。
送付方法別DMの種類
DMには、さまざまな種類があります。メリットとデメリットを考えながら、最適な手法を選びましょう
送付方法別に見ていくと、DMには下記のような種類があります。
1.郵送DM
その名の通り、郵送によってDMを届ける方法で、最もオーソドックスな送付方法と言えます。ターゲットの手元に、比較的長くDMを置いてもらえるのが特長です。
【メリット】
- to B、to Cどちらに対しても活用できる
- 多くの情報を掲載しやすい
- カラーを使って、インパクトのあるデザイン表現が可能
- クレームが発生しにくい
- 開封率や反響率アップなどの工夫がしやすい
【デメリット】
- 1通あたりにかかるコストが高い
- 印刷や宛名書きなどに時間がかかる
- 開封率が低い
2.FaxDM
Faxを使ってDMを届ける方法です。郵送DMと比べると、ターゲットからのレスポンスが早いのが特長です。
【メリット】
- 届いた時点で開封率が100%に近い
- 発送までにかかる時間が短い
- 1通あたりにかかるコストが安い
- to Bの場合、発送業者などから送り先のリストを入手しやすい
【デメリット】
- to Cには、ほぼ活用できない
- A4×1ページという制限があるため、掲載できる情報量が少ない
- カラーが使えないので、ビジュアル的なインパクトに欠ける
- 相手の用紙やインキを使用するため、クレームが発生しやすい
3.メールDM
Eメールを使ってDMを届ける方法です。郵送DMはもちろん、FaxDMと比べても、ターゲットからのレスポンスが早いのが特長です。
【メリット】
- Webサイトと連動した販促が行いやすい
- 発送までにかかる時間が短い
- 費用対効果が高い
- 1通あたりにかかるコストが最も安い
【デメリット】
- 開封率が低く、開封率アップのための工夫がしにくい
- 「迷惑メール」扱いされやすく、イメージが良くない。クレームが発生することもある
- 特定電子メール法を遵守する必要がある
- 送り先のリストを入手するのに手間がかかる
それぞれ一長一短であることがおわかりいただけたでしょうか。
FaxDMやメールDMについては、今後、別記事で詳しく紹介することにして、「DMのポイント」記事としては郵送DMについて解説を行っていきます。