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【オーストリア応用美術館)】開設150年を観る(3ページ目)

【石川 尚の気になるデザイン】シリーズ。今年開設150年のオーストリア応用美術館。通称MAK。世紀末芸術を経てモダンデザインの宝庫とされるウィーンのデザインシーンを紹介する展覧会に行ってきました。椅子デザインも沢山、さてその内容とは?

石川 尚

執筆者:石川 尚

ファニチャーガイド

今日とこれからのデザイン「MAKデザイン・ラボ」

さて、2014年春からは、地下の2000平方メートルほどのフロアが新たな「MAKデザイン・ラボ」となっている。
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ここでは、美術と日常生活の結びつきを様々なデザインジャンルで取り上げ今日とこれからのデザインについて展示している。

「SITZEN(ドイツ語) / SITTING(英語)/ 座る」コーナーでは、たまらず鑑賞に熱が入る。

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中央の展示コアではヨーゼフ・ホフマンの特別展示室があり、建築から家具、食器、ジュリーにいたる名作が広々とした空間で際立っていた。

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カフェ文化の街ウィーンで生まれたカフェの椅子。


再度一階に戻るとロビー右手の展示室では、今日に至るまでウィーンのカフェで用いられるトーネットの曲げ木椅子の数々を展示してある。
ウィーンで誕生したトーネットは、世界のカフェで定番の椅子を世に送り出し椅子家具メーカーである。

しかし、この展示方法がニクい!
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ボクがこの美術館を最初に訪れた18年前、このスクリーンによる展示方法が強烈な印象として残っていた。

が、暫くしてこのコーナーがなくなっていたので今回以前の展示に再会出来たことはとても感激だった。
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また記念すべき年の貴重イベントとして「モダンへの道:ヨーゼフ・ホフマンとアドルフ・ロース、その影響」が、2014年12月からスタート予定。
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ウィーンにおけるモダニズムの2人の先駆者のウィーン建築・デザインの新時代を紹介するのだ。
MAKは所蔵しているウィーン工房(ホフマンが設立者のひとり)の全資料に加え、ホフマンの家具コレクション、アドルフ・ロースの建築模型など代表作を特別展で紹介するとのこと。

2年前のクリムト生誕150周年につづき、ウィーンのアートシーンが今年も続いている。
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■MAK開館150年記念イベント

展覧会:前方志向:美術工芸からデザインへ
2014年6月11日~10月5日
モダンへの道:ヨーゼフ・ホフマンとアドルフ・ロース、その影響
2014年12月10日~2015年4月19日


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■今回の関連リンク

ok

 


→オーストリア応用美術館
オフィシャルホームページ
MAK - Aktuell







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