家具・インテリア/インテリア家具の選び方・飾り方・アイテム

子どもが産まれたら見直したいリビングのインテリア

子どもの誕生に喜ぶのもつかの間、今までの生活では全く意識していなかった視点や、機能をインテリアに求める必然性が出てきます。安全に配慮しながらも家族みんなでくつろげる、機能的なデザインのアイテムを選ぶときの視点と、その視点から考えるおすすめのアイテムをご紹介します。

土橋 陽子

執筆者:土橋 陽子

家具・インテリアコーディネートガイド

子どもの誕生によって、それまでは特に意識してこなかった様々な視点や機能をインテリアに求める必然性が出てきます。第一に挙げられる要素としては〈安全の確保〉です。実は子供の事故のほとんどは住宅内で起こっており、特別な状況で起きるわけではなく、 普通の暮らしのちょっとした不注意で起きるものなのです。
12歳以下の事故情報7,997件のうち、事故発生場所が「住宅内」のものは5,390件と約7割を占めている
:出典元/独立行政法人国民生活センター

とはいえ、軽い事故は少なからず起こるものですし、完璧に安全な環境を仮に作れたとしても子どもの成長にいい影響を与えるとも言い切れません。幼児は社会に出て行く練習を家庭でしているのですから、少し痛い思いをしつつも学び、家族の愛情を注いでもらう体験が人間の基礎を作ります。また、既に兄弟のいらっしゃるご家庭の場合は、下の子の誕生を機に、上のお子さんの〈居場所を作ってあげる〉ことも同じくらい重要な要素になります。

ということで、今回は「上の子の居場所づくり」と「下の子の安全確保」を軸に、おすすめアイテムをご紹介します。

具体的なアイテム紹介の前に、「どのようなポイントに気をつけると家族の笑顔が増えるか?」という視点についてお話しします。

ファミリーリビングの提案

http://www.trexbaby.com/

インテリアにシックに馴染むシンプルなデザインの安全柵/Lascalキディーガード〈アシュア〉写真提供:ティーレックス

前回の「大人になっても愛着の持てるキッズインテリア5選」にも共通する目線で、今回は〈ファミリーリビング 〉と題し、みんなが集まりたくなるような空間作りを提案します。目指すは、違う事をしているけど同じ空間にいる、現代の団らん風景。そのポイントは以下の4つです。

  1. 子どもの成長段階別に起こりがちな事故を把握する
  2. 我が子の成長段階を観察する目をもつ
  3. 成長段階に合わせてフレキシブルに購入・レンタル・リユースする
  4. シックなインテリアを諦めない

次のページからは一つの空間においても調和のとれる、具体的なアイテム紹介をしていきます。

  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます