日常一番目にするものが、無意識のうちに美意識を形成しているとしたら、どのようなインテリアでお子さんと過ごしたいですか?少子化の進む近年では、「子どもは産まれたときから6つの財布を持っている」という冗談もあるくらいに子育て関連のグッズのデザインも進化し、高額なものも出回るようになりつつあります。その一方で子どもの貧困などの問題も無視できず、二極化している状況にあります。

様々な視点から考えて、インテリアアイテムを購入する際には「所有者が変わっても、愛着を持って使ってもらえるもの」を選ぶことがとても重要です。子どもと親が話し合って、お互いに納得した物を長く使えるよう、アイテムを選ぶときのポイントや視点と、その視点から考えるおすすめのアイテムをご紹介します。

*文中の小さな写真は、クリックすると拡大できます。

http://www.stokke.com/ja-jp/home

家族が同じテーブルに揃う幸せな日常の風景
 

 

いつかは来る子どもの独立、その時自分が使いたいデザインか

赤ちゃんは幼児に、幼児はすぐに子どもに、子どもはすぐに青年・少女に成長して、やがて独立して家を出て行きます。その為の練習をしている学校や遊びの場では、親は少し離れた場所で見守ってあげることが重要です。

表現力が未熟でも感受性は豊かな子ども達が、言葉にできない様々な感情を抱きつつも、帰るとほっと安心するのが「家庭」だと考えると、物事はシンプルに考えられます。
  • 学用品や外出先で主に使うものは、なるべく子どもに選ばせてあげる。
  • インテリアアイテムは家で使うものなので、家族で決める。

いいインテリアアイテムを購入する際に気をつけたいこと

インテリアアイテムを選ぶときはたとえ個室の中の物であっても、きちんと話し合って選ぶ事が重要です。子どもにも納得してもらってから購入する事が、お手入れしながら大切に長く使ってもらえるコツです。
    http://www.soliwood.com/mukutable/

    適した材が出た際に不定期に作られる無垢一枚板のデスク。 板の買い付けから乾燥、制作と一貫して自社で手掛けているので 比較的手ごろな値段で、表情あるデスクが手に入る/写真提供:soliwood

  • 機能に対してシンプルな構造であること
  • 安全な素材であること
  • 所有者が変わっても受け入れられるデザインであること
  • メンテナンス対応してくれるメーカーから買うこと

たとえば、右の写真のような“耳”と呼ばれる木の樹皮部分や、ヒビを留める役割をした材がアクセントになっているオイル仕上げの小ぶりなデスク。カラフルなキャビネットを組みあわせれば、リビングに子どもの学習ゾーンができますし、子どもが学校に行っている間は家事机としても便利です。

不要になった時点でフリーマーケットやネットオークション等に出して、必要な人にリレーするという選択肢も主流になりつつあります。「中古品であっても、使うことが嬉しい」良質なインテリアアイテムがユーズド市場にも増える事は、最初に述べた子どもの産まれた環境による二極化を解決する一つの道でもあります。

次のページからは、そのような視点で見た、具体的におすすめのインテリアアイテムをご紹介します。