家具・インテリア

100歳超えも?ロングセラーの定番お菓子12選

老舗製菓メーカーの定番商品には発売当初のテイストを大切にしているものが多くありす。何十年もロングセラーを続けているチョコレートやキャンディ、キャラメル、ビスケット……などのお菓子たちを古いものから順に紹介します。

喜入 時生

執筆者:喜入 時生

インテリア・建築デザインガイド

ロングセラーお菓子のパッケージたち

あざやかな色使いが多いロングセラーお菓子のパッケージ

発売時の雰囲気を残したパッケージで売られているおなじみのお菓子。なかには発売から100年以上経っている商品もあります。ロングセラーを続けているお菓子は味やパッケージを時代に合わせながら、いろいろな世代に愛され続けています。

1889年から1970年代までの間に発売されて今日も人気の高いロングライフのお菓子、チョコレートやキャラメル、キャンディ、ビスケット……などのパッケージを古いものから順に紹介します。

 

1. 森永ミルクキャラメル

明治32年(1899年)森永製菓
 
森永ミルクキャラメル

明治から5元号にわたって愛されているキャラメルです。おなじみの黄色い箱のデザインは洋画家の八木彩霞(やぎ・さいか)によるもので、登録商標のエンゼルマークも発売当時のものが使われています。2014年にグッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞しています。

 

2. サクマ式ドロップス

明治42年(1908年)佐久間製菓
サクマ式ドロップス

「サクマ『式』ドロップス」と、「サクマドロップ」は別の会社の製品です。サクマ式ドロップスは明治42年の発売で、サクマドロップス(サクマ製菓)は昭和12年の発売。どちらも味は8種類で、基本のイチゴ、レモン、オレンジ、パイン、リンゴ、ハッカの6種類は共通しています。

 

3. グリコ

大正11年(1921年)江崎グリコ
グリコ。おまけつき。2020年
手を挙げて走っている人のグリコの公式名称は「ゴールインマーク」。おまけつきグリコは大正13年から始まり、時代によっていろいろな材質のおもちゃが作られました。現在は木製のおもちゃが付いています。1粒で2度おいしい「アーモンドグリコ」の誕生は昭和30年です。

 

4. 森永ミルクチョコレート

大正7年(1918年)森永製菓
森永ミルクチョコレート

レトロなパッケージが魅力の日本初のミルクチョコレートです。当時は輸入品しかなく高価だったチョコレートを、一般の人々でも手に入れやすくするため森永製菓が製造工程を見直してコストダウンに成功しました。原料のカカオ豆から作る本格的な板チョコレートの定番です。

 

5. マリー

大正12年(1923年)森永製菓
森永ビスケット・マリー。セサミストリート箱
商品名の「マリー」はマリー・アントワネットがビスケット好きだったことに由来しています。日本のビスケットのスタンダードで、いまでは創作お菓子の材料としても知られていますね。写真は2020年2月発売の限定セサミストリートとのコラボ商品です。

 

6. 明治ミルクチョコレート

大正15年(1926年)明治
 
明治ミルクチョコレート

森永製菓がミルクチョコレートを出した8年後に、明治が販売を開始したミルクチョコレート。愛称は「ミルチ」。小文字で構成されたシンプルな「meiji」のブランドマークは店頭でも認識しやすく、代表的な国産の板チョコのひとつです。

 

7. ボンタンアメ

大正15年(1926年)セイカ食品
ボンタンアメ。パッケージ

鹿児島市に本社のあるのセイカ食品が発売している飴菓子です。地方発信のお菓子ですが、いまでは全国のコンビニやスーパーでも売られています。大正時代の発売時にはチンドン屋が全国を歩いて回って宣伝したというエピソードが残っています。

 

8. ミルキー

昭和26年(1951年)不二家
不二家ミルキー

「ミルキーはママの味~♪」のサウンドロゴで知られているペコちゃんのキャラクターがかわいい不二家のミルキーは、ミルク味のやわらかい食感のキャンディです。2001年以降はミルク味のほかに、塩味、あまおう苺味や、沖縄や秋田など地域限定品も発売されています。

 

9. マーブルチョコレート

昭和36年(1961年)明治
マーブルチョコレート。パッケージ
紙筒のパッケージに入った7色のカラフルなチョコレート。丸い粒状のチョコは1940年代頃からアメリカのM&M'Sなどが発売していましたが、日本では明治マーブルが最初です。おまけのシールは発売当初から人気で、今は「世界の旅シリーズ」シールが封入されています。

 

10. エンゼルパイ

昭和36年(1961年)森永製菓
エンゼルパイ。パッケージ

ビスケットにマシュマロを挟みチョコでコートしたお菓子です。大きさは直径約6.5cmと約3.5cmの2種類。バニラ味以外に「あまおう苺の苺大福」など期間限定品も発売されています。類似商品のロッテ「チョコパイ」は1983年の発売で、ケーキ生地にクリームを挟んでいます。

 

11. ルックチョコレート

昭和37年(1962年)不二家
LOOK ルックチョコレート。パッケージ

LOOKのロゴとパッケージは「口紅から機関車まで」で有名な、あらゆるものをデザインした世界的な工業デザイナー、レイモンド・ローウィによるもの。ルックチョコの特徴はなんといってもバラエティの豊富さで、期間限定品を含め10種類以上のフレイバーの製品があります。

 

12. チロルチョコ

1962年(昭和37年)チロルチョコ
チロルチョコ

チロルチョコは、1960年代は高級品だったチョコレートを「1個10円」で販売してヒットした商品。最初は3つの山の形でしたが、1979年に小粒サイズになりました。味はコーヒーヌガー、ミルク、きなこもち、イチゴ、地域限定品……などバリエーション豊かに展開されています。


【後編】に続きます↓

パッケージも魅力!ロングセラーの定番お菓子13選

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