つなぎ温泉とは
つなぎ温泉(繋温泉、岩手県盛岡市)は、盛岡市中心部からもほど近い、御所湖(ダム湖)に面した温泉地です。湖畔の宿からは、晴れていれば湖の向こう側に岩手山が望め、まさに絶景。盛岡市内とは思えない、大自然を実感する風光明媚な温泉地です。
温泉名の「つなぎ」とは、源義家が温泉に入浴する際に愛馬を石に繋いだ事が由来と伝わります。実際丸い穴が空いた「繋石」も、昔共同浴場があった温泉街中央に現存。背後には温泉神社もあり、開湯900年と言われる歴史的にも由緒正しい温泉地です。
隣接する鶯宿温泉や県南部の花巻温泉とともに、岩手県を代表する大温泉地であり、大規模な宿が多いにも関わらず、源泉掛け流しの宿も多い優秀な温泉地。今回は盛岡の奥座敷、つなぎ温泉を紹介します。
つなぎ温泉の源泉、泉質
つなぎ温泉の泉質は単純硫黄温泉で、基本的にはクセの無いマイルドな湯です。硫黄臭は湯口では感知するものの、湯船では香らない場合も多く、硫黄臭が苦手な方でも問題ありません。源泉数は6本で、毎分2000リットルの豊富な湯量を誇る温泉地です。無料の足湯や手湯が温泉街各所に整備されており、豊富な湯量を物語っています。
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