住宅設計・間取り/収納プラン

効率の良い収納プランが広く住む秘訣

収納がたくさんあれば良いとは限らない。少量であっても効率よくしまえれば省スペースで、部屋はゆったり広々! MUJI VILLAGEで見つけた一挙両得の収納プランをご紹介します。

すはら ひろこ

執筆者:すはら ひろこ

収納ガイド

片づけやすい収納があるか否かが、住まいの快適性を大きく左右します。ことに、家族で使うモノをしまう家族収納というのは、どの場所にどんな収納があればいいのでしょうか? モデルルームの事例を参考にしながら、家族収納プランの3つのポイントをご紹介します。


納戸と壁面で収納量を確保する

ピンクのゾーンが家族収納。<a href="http://www.muji-village.com/">MUJI VILLAGE 三菱地所×無印良品=気持ちのいい集合住宅</a>undefined

ピンクのゾーンが家族収納。MUJI VILLAGE 三菱地所×無印良品=気持ちのいい集合住宅 

家族が過ごすリビングダイニングというのは、色々なモノが集まりやすく散らかりやすい場所です。そこを如何に片づけやすくするかというのが、収納の大きな役目。使った後には、すぐその場でしまえる収納があるというのがベストです。ダイニングテーブルの近く、ソファやテレビの近くには収納を備えておきましょう。 さらに、まとまった収納空間として納戸があると重宝なのですが、気をつけたいのは納戸の場所です。家の隅にある納戸は、アクセスが悪いこともあって一旦その場にしまうと、その後にモノを活用する機会が極端に下がっていきます。さらには、使わないから納戸にしまうという意識が強まって、最終的には開かずの間に陥りがち。これではスペースの無駄使いにつながりかねません。

ところがその納戸の位置を変えるだけで、収納としての機能が活かされてきます。例えば、毎日行き来をする生活動線の途中にあれば、ついでに立ち寄れるので日用品の収納場所として便利です。そして日常生活の中心となるキッチン、ダイニング、リビングに近い位置にあると、出し入れしやすいため活用頻度が高くなります。


納戸を機能的な収納スペースにする

無印良品のラックで高効率の収納が実現。<a href="http://www.muji-village.com/">MUJI VILLAGE パークハウスundefined木々undefined津田沼前原</a>

無印良品のラックで高効率の収納が実現。MUJI VILLAGE パークハウス 木々 津田沼前原

納戸というのは、オフシーズンの衣類や季節家電、寝具、節句用品、旅行・レジャー用品など、使う期間は短くても必ず使うモノを保管するという目的があれば、有効なスペースになります。来客の際には、室内にあるモノを一時避難させる場所としても役立つことでしょう。

その納戸は広ければ広いほど有り難いと思いがちですが、納戸内のレイアウトをきちんと決めておかないと、広さの割には収納量が低いという結果に陥ります。反対に、広くなくても使い勝手を考慮して計画すれば、効率よく収納ができます。

例えば既成品のオープン棚で計画してみましょう。棚の配列を2列型、L字型、コの字型といった具合に納戸内にレイアウト。そして、棚にはボックスを使ってまとまりよく整理していきます。さらに、床から天井までを収納としてフルに使えば収納量も十分。しかも、収納物の管理が行き届くのは、オープン棚を使うことのメリットです。


隠す収納ですっきり暮らす

MUJIファンには嬉しい収納スタイルが体験できます。<a href="http://www.muji-village.com/">MUJI VILLAGE  パークハウス 木々 津田沼前原</a>

MUJIファンには嬉しい収納スタイルが体験できます。MUJI VILLAGE パークハウス 木々 津田沼前原

収納のスタイルにも注目してみましょう。扉を付けて収納物を隠す収納スタイルと、扉がついていないか、ついていてもガラス製のもので収納物を見せる収納スタイルとがあります。どちらを選ぶかは、その空間に求めているイメージにそって決めるので、それぞれのお好み次第といったところ。インテリアとの調和も大切ですが、収納スキルの程度に合わせて選ぶという観点も忘れてはなりません。

室内に余分なモノが出ているのが嫌いで収納上手。そして落ち着いた空間づくりを求めているなら、隠す収納がお薦めです。その場合には、内装や家具との統一感に配慮した収納扉で仕上げましょう。収納がインテリアに溶け込んで、穏やかなイメージにまとまってくれます。

適材適所にある収納のおかげで、室内には収納家具を置かなくても大丈夫。お気に入りのテーブルとチェアを中心に、ゆったりと家具を配置することができます。収納というのはモノをたくさんしまう場所ではなく、必要なモノがいつもそこにある場所。意識をそんなふうに切り替えてみては如何でしょう。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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