納戸と壁面で収納量を確保する
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ピンクのゾーンが家族収納。MUJI VILLAGE 三菱地所×無印良品=気持ちのいい集合住宅
ところがその納戸の位置を変えるだけで、収納としての機能が活かされてきます。例えば、毎日行き来をする生活動線の途中にあれば、ついでに立ち寄れるので日用品の収納場所として便利です。そして日常生活の中心となるキッチン、ダイニング、リビングに近い位置にあると、出し入れしやすいため活用頻度が高くなります。
納戸を機能的な収納スペースにする
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無印良品のラックで高効率の収納が実現。MUJI VILLAGE パークハウス 木々 津田沼前原
その納戸は広ければ広いほど有り難いと思いがちですが、納戸内のレイアウトをきちんと決めておかないと、広さの割には収納量が低いという結果に陥ります。反対に、広くなくても使い勝手を考慮して計画すれば、効率よく収納ができます。
例えば既成品のオープン棚で計画してみましょう。棚の配列を2列型、L字型、コの字型といった具合に納戸内にレイアウト。そして、棚にはボックスを使ってまとまりよく整理していきます。さらに、床から天井までを収納としてフルに使えば収納量も十分。しかも、収納物の管理が行き届くのは、オープン棚を使うことのメリットです。
隠す収納ですっきり暮らす
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MUJIファンには嬉しい収納スタイルが体験できます。MUJI VILLAGE パークハウス 木々 津田沼前原
室内に余分なモノが出ているのが嫌いで収納上手。そして落ち着いた空間づくりを求めているなら、隠す収納がお薦めです。その場合には、内装や家具との統一感に配慮した収納扉で仕上げましょう。収納がインテリアに溶け込んで、穏やかなイメージにまとまってくれます。
適材適所にある収納のおかげで、室内には収納家具を置かなくても大丈夫。お気に入りのテーブルとチェアを中心に、ゆったりと家具を配置することができます。収納というのはモノをたくさんしまう場所ではなく、必要なモノがいつもそこにある場所。意識をそんなふうに切り替えてみては如何でしょう。