医療保険/医療保険関連情報

国民健康保険料ランキング2014(東京都編)(3ページ目)

国民健康保険料は自治体によって計算方法が異なります。保険料負担は誰でも軽いに越したことはありませんが、他の自治体と比較する情報は意外にありません。そこで、今回は東京都内23区26市3町の保険料を調べてみました。

松浦 建二

執筆者:松浦 建二

医療保険ガイド

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シングル世帯:50歳の場合

例:50歳単身/算定基礎額400万円/固定資産税10万円

今度は、単身で介護保険に加入している場合の試算をしてみました。まずは、介護保険に加入している50歳の例です。

●保険料負担の少ない自治体トップ10

50代単身の保険料上位

50代単身の保険料上位

保険料負担が最も少ないのは国立市で、ファミリーの場合とは違う結果になりましたが、上位の顔ぶれに大差はありません。

●保険料負担の多い自治体ワースト20
50代単身の保険料下位

50代単身の保険料下位

単身の場合でも、保険料負担の多い方には23区の各区が並んでいます。ただ、23区の中でも東部や北部に位置している区が多く、23区内でも地域格差がありそうです。

シングル世帯:25歳の場合

例:25歳単身/算定基礎額200万円/固定資産税0円

今度は、介護保険がかからない20代の単身で、賃貸マンション暮らしをイメージしてみました。

●保険料負担の少ない自治体トップ10

20代単身の保険料上位

20代単身の保険料上位

年間14万~15万円くらいだと、差ほど気にならない保険料と言えそうです。ただ、20代は病気をする確率が相当低いので、健康保険を使う機会も限られそうです。

●保険料負担の多い自治体ワースト10
20代単身の保険料下位

20代単身の保険料下位

単身でも保険料負担が多いのは23区で、国立市とは1.5倍くらいの差があります。

国民健康保険料も生活コストの一部として考える

ファミリー世帯とシングル世帯、計4つのパターンで試算してみましたが、結果としてはどれも似たようなランキングになりました。簡単に言えば、23区より多摩地域の市町の方が保険料負担は少ない傾向にあるようです。

東京都内の区市町の国民健康保険料だけみても、住む地域によって生活コストにかなり違いのあることがわかります。もし住む場所を選べる立場にあるのなら、このようなコストも考慮することで、より賢い生活が実現できそうです。
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