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またもオフィス視点で見る 2014宝塚記念の「3強」(2ページ目)

2013年6月の宝塚記念を「オフィス視点」で紹介してから1年。あのとき登場した個性派社員(馬)が、またも同じ舞台に帰ってきました。ということで、「オフィス視点で見る宝塚記念」の2014年版をお送りします。

河合 力

執筆者:河合 力

競馬ガイド


責任の増した「ジェンティルドンナ」
今が勝負のビジネスウーマン

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レース中の精神面がポイントのジェンティルドンナ(写真 JRA)

オフィスでは、男性顔負けの気迫でガンガン仕事を振り、新人にはバンバン渇を入れ、夕方にはカップラーメンを食べながら一心不乱にデスクへ向かうビジネスウーマン。それが営業先へ行くと一転、オフィスでの姿がウソのように包容力と優しさに溢れた表情を見せ、信頼を勝ち取る。そんな、「あの人、営業先だと別人になるな……」という女性。1年前のジェンティルドンナは、まさにそんな性格でした。

一年前のジェンティルドンナの記事はこちら

つまり、レース前と最後の攻防ではものすごい気合で他馬を圧倒するのに、なぜかその間、スタートから直線まではリラックスして、余計な体力を消耗しない。そのモードの使い分けがジェンティルドンナの強さだったのです。

月日が経つ中で、ジェンティルドンナに変化が……

しかし、彼女も経験を積んで責任感が増したのでしょうか。というのも、久々に訪問する営業先では、少し力んでしまうようになったのです。つまり、数カ月ぶりのレースだと、モードをうまく切り替えられず、スタートからゴールまで力みながらレースを進めてしまうのです。

これは競走馬にとってマイナス。力むうちに体力を消耗したり、騎手とのリズムを作れなかったりするからです。1ヶ月ほどの間隔でレースに出る際はリラックスしてレースを進めるのですが、久々のレースだと、どうしてもジェンティルドンナは力むのでした。

その結果、昨年以降に出走した6戦のうち、2ヶ月以上の休み明けとなった4戦ではすべて敗戦を喫しています。そして今回の宝塚記念も、彼女にとっては3カ月ぶりのレース。つまり、久々に訪問する営業先です。

しかも相手は大企業。ジェンティルドンナにとっては、いかに力まず、自分のトークができるか、つまりスタートから直線までは落ち着いて走り、そして最後にその気合を爆発させられるかにかかっているのです。

強さの秘訣である「モードの使い分け」。ジェンティルドンナは、宝塚記念でそれを発揮できるでしょうか。

最後は3強のもう一頭、ウインバリアシオンを紹介します。

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