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プレミアムワゴンの現行ボルボV70が2ケタ万円から!(2ページ目)

一斉を風靡した“ボルボのワゴン”の代表格、V70。ラゲージの使いやすさはもちろん、センスの良いスカンジナビアデザインや充実の安全装備など魅力たっぷりですが、今ではワゴン人気が下火に。それゆえ、中古車市場ではとてもおいしくなっています。

籠島 康弘

執筆者:籠島 康弘

中古車ガイド

デザイン、安全装備、使い勝手を考えるとお買い得

最近のボルボといえば、ワゴンイメージというより、スカンジナビアデザインや「シティ・セーフティ」をはじめとした安全性ではないでしょうか。
ボルボV70undefinedインテリア

前席は電動パワーシート。北欧の車らしくシートヒーターが標準装備されるほか、iPodなどの音楽を聴けるAUX入力端子も備わっています。リアシートは40:20:40の分割可倒式。エアコンは左右分割式です

そこはやはり現行型。デザインに関しては最新ボルボデザインの特徴であるフリーフローティング・センタースタック(センターパネル裏が中空になっている。上記写真参照)を始め、スカンジナビアデザイン爆裂な内外装です。

2007年11月のデビュー時点での安全装備を見てみると、前方車両との一定の距離を保ったまま走行できるアダプティブクルーズコントロールが標準またはオプションで用意されています。

これは30km/hから200km/h間で作動し、前方車両の急ブレーキなど衝突の危険性が高まると警告灯と警告音で注意を促してくれるもの。

また車のふらつきからドライバーの居眠りなどを警告するドライバー・アラート・コントロールや、ウインカーの操作なしに車線をまたぐと警告するレーン・デパーチャ・ウォーニング、ドライバーの死角となる後方やや後ろのエリアに車やバイクが入ってくると警光灯で知らせるブラインドスポット・インフォメーション・システムも標準またはオプションで備わります。
ボルボXC70undefinedフロント

最低地上高190mm、耐水限界300mmのXC70。デビュー時は3.2Lの直列6気筒を搭載した3.2SE のみでした。2009年7月からは3Lエンジンを搭載したT6 SEとなります。装備はV70の同名グレードとほぼ同じで、充実しています

「でも、普通のワゴンを今さら買うのはちょっと……」という方には、兄弟であるXC70をオススメします。こちらはV70の車高をちょっと上げて、SUVルックを身にまとわせた洒落者です。

スタイルがいいといっても、最近流行の“なんちゃってSUV”とは明らかに一線を画し、悪路から高速道路まで走行状況に応じて4輪に最適な駆動配分をするな4WDシステムや、急勾配でも安心して下れるヒル・ディセント・コントロールを標準装備。

さらに上記V70で説明したアダプティブ・クルーズ・コントロール、ドライバー・アラート・コントロール、レーン・デパーチャ・ウォーニング、ブラインドスポット・インフォメーション・システムも標準で装備しています(3.2 SE)。

原稿執筆時点で見ると、最安値は2008年式/6.6万km/修復歴なしで188万円。新車時価格は625万円ですから約70%オフです。

使い込んだリモワのスーツケースのごとく、経年変化すら楽しめる。そうした見た目もよくて、良い道具感も楽しめるV70やXC70であれば、きっと長い付き合いができることでしょう。

逆にいえば、ミニバンやなんちゃってSUVなど流行に流されたいのであれば、オススメはできませんが、良い道具を手にしたときの高揚感を、家族で旅行に出かける度に感じたいのであれば、これだけおいしくなっている今を見逃す手はありませんよ。

このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。

【関連リンク】
カーセンサーnet
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