富山の観光・旅行/富山の観光スポット

第2弾!初めての富山観光ガイド『富山駅』エリア編

来年春の北陸新幹線開業に向けて、富山県最大のターミナルである「富山駅」は、急ピッチで生まれ変わろうとしています。そこでシリーズ2回目の今回は、県庁所在地でもある富山市の玄関口「富山駅」周辺の観光スポットを、厳選してお届けします。

坂本 正敬

執筆者:坂本 正敬

黒部・立山ガイド

北陸新幹線の停車駅『富山駅』周辺エリアの観光スポット2選!

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富山市の街並みと立山連峰

「海のあるスイス」と評価されるほどの観光資源を持ちながら、知名度が低いためにその魅力がいまひとつ伝わっていないという現状が富山県にはあります。

そこでシリーズ2回目の今回は、2015年の北陸新幹線開業に向けて設置される新幹線駅「黒部宇奈月温泉駅」「富山駅」「新高岡駅」のうち、富山県の県庁所在地である富山市の玄関口「富山駅」周辺の観光スポットをまとめます。

県中央部の同エリアは富山観光の拠点にもなるので、ぜひともチェックしてみてください。

必見の見どころその1:晩夏の越中八尾おわら風の盆

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全国から観光客が集まる

毎年9月1日前後の数日間は、富山市内のホテルが軒並み満室になり、大型観光バスが市内を走り回ります。普段は穏やかな富山の町が妙な熱気を帯びる時期なのですが、その理由は富山市南部の八尾(やつお)と呼ばれる美しい石畳の町で開催される祭り「越中八尾おわら風の盆」を目当てに、観光客が全国から集まってくるからです。

おわら風の盆の期間中は、入り組んだ坂道の多い八尾の路地で、編み笠で顔を隠した若い男女が胡弓(こきゅう)と三味線の音に合わせ、列をなして舞い踊ります。

9月1~3日と日程が決まっているため、年によっては平日開催のケースもあるのですが、平日であっても夜のピーク時に狭い路地で町流しの踊り子や地方(演奏者)に出くわすと、見物客に巻き込まれて一歩も身動きが取れなくなるほど混在します。

特に、日本の道100選にも認定された諏訪町本通りの風情が格別なので、ぼんぼりの明かりが美しい夜を目掛けて、足を運んでみてください。

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坂が美しい八尾の町並み

○詳細データ
期間:9月1日~3日
開催時間:町流し(9/1・2)15:00-23:00 (9/3)15:00-23:00 ※雨天中止
演舞場(9/1)19:00-21:25 (9/2)19:00-21:00
住所:富山県富山市八尾町
電話番号:076-454-5138(越中八尾観光協会)
料金:無料。演舞場で踊りを見る場合は指定席3,500円、自由席2,000円が必要
アクセス:(電車の場合)北陸新幹線「富山駅」→JR高山本線「越中八尾駅」→バスで約12分(バスの場合)北陸新幹線「富山駅」→バスで約35分
公式ホームページ

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