スウェーデン/スウェーデン基本情報

スウェーデンのお酒事情(3ページ目)

税金が高いことで有名なスウェーデン。お酒も例外ではありません。値段が高く、 簡単に手に入らないお酒。ちょっと変わったスウェーデンのお酒事情、お酒の買い方、飲み方、ガイドおすすめのお酒を一挙にご紹介します。

サリネン れい子

執筆者:サリネン れい子

スウェーデンガイド

 手軽に飲めて、種類も豊富なスウェーデンのビール 

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様々なアルコール度数がある、種類豊富なスウェーデンのビール

スウェーデンのビールの等級は3クラスあります。販売に規制がなく酒税がかからない「ライトビール(lättöl、レットオール)」は、アルコール含有率2.25%以下のビールです。ランチの際の飲み物の選択肢にもなっているレットオールを平日の昼間から飲んでいるビジネスマンを見かけるかもしれませんが、スウェーデンでは一般的な光景です。スウェーデンでランチを食べる時には、ぜひ試してほしいと思います。

その次がアルコール含有率3.5%以下の「大衆のビール(folköl、フォルクオール)」で、スーパーマーケットなどの認可された店で売られています。最後が「強いビール(starköl、スタリキオール)」でアルコール含有率が3.5%を超えるものです。この他にもアルコール度4%や7%など様々な濃度のビールが、330ミリリットル~500ミリリットルの瓶や缶で売られています。

スウェーデンには大小さまざまなビール製造会社があり、有名どころから無名の地元のビールまでいろいろあります。スウェーデン人に人気があり、有名なのはコッパルバリ(Kopparberg)ビール製造会社の「Sofiero(ソフィエロ)」やスペンドルプスの「Spendrups(スペンドルプス)」、「 Mariestad(マリエスタード)」や「 Norrlandsguld(ノルランドグルド)」。デンマークのカールスバーグ(Carlsbarg)に吸収合併されたスウェーデンのビール会社、ファルケンバリ(Falkenberg)の「Falcon(ファルコン)」や「 Pripps blå(フィリップスブロー)」などがあります。

飲みやすい果実の発酵酒、シードル

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口当たりもよく飲みやすいシードル

ビールやアルコール度数の高いお酒はちょっと苦手という方にぜひ試してほしいのが、シードル(Cider)と呼ばれるリンゴもしくは洋なしで作られた発酵酒です。アルコール度数は、ビールと同じように2.25%から5%程の間で複数あり、瓶や缶などで量の選択肢が多いのも魅力的です。リンゴか洋なしが基本ですが、スウェーデンらしい森のベリーの味などもあり、ぜひ試してほしいお酒の一つです。

レストランでおすすめなのが、ワイン

スウェーデンでよく飲まれるアルコールにワインがあります。スウェーデン産のワインの数少なく、あまり一般的ではありません。しかし、実は、スウェーデンでは、ビールよりもワインのほうが酒税が低いので、ワインの値段は比較的安いのです。ほとんどのレストランにはヒューセット ビーン(huset vin)と呼ばれるハウスワインがあります。1グラス、2デシリットル前後のワインが70クローネから90クローネほどで、ビールの1杯の値段で飲めます。食事のお供にぜひ。
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