カスタマイズ対応のコントロールリング
レンズ基部にあるコントロールリングは、撮影モードによって自動的に機能が切り替わります。例えば、おまかせオートならズームに、絞り優先モードなら絞りの調整に使えます。また、カスタマイズもできます。さらに、カメラ天面にある「C」ボタンと液晶画面側にある「F」ボタンもカスタマイズ対応、一眼レフのように自分好みのインターフェイス設定ができます。コントロールリングはシームレスで静かに回るため、動画撮影時にも邪魔にならない。上に見えるのはポップアップ式フラッシュの天面である
ミラーレスに迫る高精細EVF
コンパクトデジカメが従来のカメラと最も違う点はファインダーがなく、液晶モニターを見ながら撮影するというスタイルです。これに違和感を感じた人は一眼レフやEVFを搭載したミラーレスを選択したでしょう。『RX100 III』はポップアップ式を採用することで、コンパクトなボディのままで「OLED Tru-Finder」と呼ぶEVFを内蔵しました。このEVFの手前の接眼レンズにはZEISS T*コーティングが施されクリアーな映像が得られるようになっています。EVFはグリッド表示が可能で、水準器も出せます。またシャッター速度、絞り値、ISO感度、露出補正値など撮影に必要な情報を全て表示できるため、一眼レフ感覚で撮影ができます。液晶モニターにマクロ撮影時の情報を表示させる。4:3の画面に3:2の画像を表示させて下の黒枠の部分に撮影情報を出している
EVFの画像を実際に撮影した画像。上下に撮影情報。そしてセンターに水準器がハッキリと見える。ピントの確認も正確にできた