クオバディスの新作も「マンスリー手帳」の流れに
ここ数年の日本における手帳トレンドとして、よく言われているのが「マンスリー手帳」の台頭だ。スマホでもスケジュール管理ができるようになり、サブ手帳としてのマンスリーに注目集まっている。スマホは細かな予定を入れるのには適しているが、予定の俯瞰がどうしてもしづらい。その点の補完という意味があるようだ。
クオバディスダイアリーの2015年新作も、その流れにのったものになっていた。
マンスリーに力を入れたクオバディス2015年の新作
正方形のマンスリーノート
クオバディス 「マンスリーノート」2,700円+Tax。「マンスリーノート プレステージ」2,900円+Tax。カバーのカラーバリエーションは各5色。
クオバディスと言えば、16cm×16cmの正方形という独自サイズが特長的だ。これまでこの正方形サイズは、ウィークリーバーチカルだけだったが、このたびマンスリータイプもラインナップに加わることになった。
16cm×16cmの正方形サイズのウィークリーバーチカルダイアリーにも、実はマンスリーページは中に収録されていた。しかし、それらは見開き2ページで2ヶ月分、つまり1ページ1ヶ月だった。
今回新しいのは、見開きで1ヶ月とタップリとしたレイアウトになっている点。
見開きで1ヶ月となったことで記入欄もゆったりしている
ホワイトペーパーとアイボリーペーパーの2タイプある
スケジュール紙面はマンスリーだけに絞りこまれており、それ以外の76ページは全て横罫ノートという構成。
まさに「マンスリー」+「ノート」である。
マンスリーページ以降は、潔く全て横罫線ノート。アイボリーペーパータイプは、ノートもアイボリーペーパー。
厚みで見てみると、このようにほとんどがノートページという構成。
一年分のノートとしては、十分といえる分量だ。
ビソプランにアイボリーペーパーが登場
「ビソプラン プレステージ」
クラブカバーは全10色。各2,000円+Tax。
アンパラカバーは全3色。各1,400円+Tax。
クオバディスのマンスリータイプでは、これまでビソプランが定番的存在だった。私も過去数年にわたり愛用していた。このビソプランがいいのは、見開き2ページの紙面における1日の記入スペースが大きく確保されているところ。つまり、ほどよく小さいのにほどよく記入スペースが大きいということなのだ。
コンパクトサイズなのに記入スペースが結構大きい
それを成し遂げているのが縦開き。一週間は7日という奇数で成り立っている。その奇数を2で割ると割り切れないので、横開きページで収めようとすると、片ページにどうしても余白スペースが出来てしまう。
これが日々の記入スペースにも影響を与える。縦開きだと、そのデッドスペースをなくすことができる。ビソプランはコンパクトながらよくできたマンスリー手帳なのである。
そのビソプランにアイボリーペーパーが登場した。これまでのホワイトペーパーとは違う、落ちついた雰囲気の紙面になっている。ちなみに、先ほどの「マンスリーノート」は月曜日始まりだが、このビソプランは従来どおり日曜日始まりを死守している。
2015年1月~同年12月と必要最小限な構成
アイボリーペーパーになったことに伴い、月と曜日表記のインデクスもワインレッドになってシックな印象に
■ 関連リンク
* クオバディス 2015年新作ダイアリー