ロディアからスケジュール管理できる手帳が発売
6月頃から手帳メーカー各社が2015年版の新作を発表しはじめている。その中で個人的に一番インパクトを受けたのが、ロディア。なんとロディアからスケジュール管理ができる手帳が発売されることになった。
ロディアと言えば、ブロックメモのイメージが強いが、最近ではハードカバーのノートも手がけ、徐々に活動範囲を広げてきている。今思えば、ロディアとしてはいずれはスケジュール帳市場にも進出しようと狙っていたのかもしれない。
一方で、ロディアはクオバディスと同じグループに属している。クオバディスは「アジェンダ プランニング ダイアリー」というウィークリーバーチカルをこの世に初めて送り出した存在であり、ダイアリー業界でも確固たる地位を築いている。
ロディアが同じことをやってもお互い市場の食い合いになってしまいかねない。今回のロディア手帳は、クオバディススタイルとは全く違う路線のものになっていた。
ロディア ウェブプランナー
A6 2,500円+Tax。A5 3,500円+Tax。
カラーはオレンジ、ブラック、シルバーの3色。2014年9月発売予定
ロディアスタイルのレフト式
「ウェブノート」と区別がつくよう「ウェブプランナー」には年号が入っている
スケジュール紙面は、左に一週間が縦に流れていく、いわゆるレフト式。ただ、よくあるレフト式とはちょっと違っていて、日付けと曜日が左寄せではなく、センタリングされている。レフト式がちょっと新鮮に感じられる。
日付けがセンタリングされた独自のレイアウト。意外と見やすい。
A6サイズは、日曜日だけ右ページにレイアウトされている
予定の記入欄は8:00~21:00まで(A5)。
A6は8:00~19:00まで。
右ページは、これぞロディアという5mm方眼。スケジュール紙面、そしてこの方眼ともに薄いグレー罫なので、自分が書き込む情報もしっかり目立ってくれそうだ。
A5サイズは方眼ページの下がカレンダーになっている
紙は、ブロックロディアより10g重い90g/平方mのクリーム紙を使っている。この仕様は、ロディアのハードカバーノートの「ウェブノートブック」と同じだ。ということで、今回のダイアリーは「ウェブプランナー」という名前が付けられている。
たった一つだけ「ウェブノートブック」とは違うところがある。紐の栞が付いていないのだ。そこだけはクオバディススタイルが採用されている。各ページの下角にミシン目があり、ここをカットして使うようになっている。
クオバディススタイルを踏襲したミシン目カット
日本人ユーザーとして、うれしいのは日本の祝日が日本語表記されているジャパン エディションであるところ。実は、この「ウェブプランナー」は一足先にアメリカ市場で販売されていた。クオバディス・ジャパン側が日本市場でもぜひ販売したいと本社に要望し、今回実現することになった。それに伴い、先ほどの祝日日本語表記も対応されることに。ちなみにシルバー色は日本だけでの販売だという。
日本祝日が日本語表記されているのがうれしい
巻頭にある年間ダイアリーページ
月間カレンダーも収録
巻末にはポケットも付属
ロディアらしさがありながら、クオバディスの便利さもあわせ持ったバランスいいダイアリーだと思う。
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*ロディア ウェブプランナー