郷に入れば郷に従え!日本とはまるで異なるライブの楽しみ方
気ままにライブを楽しもう!
また、日本のチケットと大きく異なるところは、整理番号の付与されていないものもよくあること。なので、番号順に呼ばれもしなければ、最前交渉などもちろんない。
ライブも、ヴィジュアル系バンドの場合、特有の振りもなければ、アルコール片手に割り込みOK。逆に言えば、好きなアーティストのターンになった時、隙間があれば前へ行けるということだ。
日本のライブマナーを思うとイライラしてしまうかもしれないが、そこは海外のルールを受け入れ、郷に入れば郷に従えの精神で多めに見て欲しい。それを体験すれば、いかに日本人のライブの見方が道徳的であるかわかり、自分が日本人であることを誇りに思うだろう。
もちろんいい点もたくさんあり、例えばアーティスト側は客層の違いを考慮して、普段日本では聴けないセットリストで臨んでくることもしばしば。また、海外でのライブということで、それだけでハイテンションにライブを行なったり、日本ではありえないファンサービスを行なうことも。そんなおいしい体験を期待できるのも海外のライブの醍醐味だ。
好きなアーティストを追い掛けでもしなかったら、こんなところへ来ることはなかった、人に出会っていなかった、そんな体験をしたことは誰しもあるのではないだろうか。
あとで振り返った時に、彼らの音楽に支えられたという以外に、そうした旅の副産物こそが人生の大きな宝物となったり、学びになるもの。もしヨーロッパに、興味があれば、ぜひ好きなバンドのライブにかこつけて、海外旅行も兼ねて、行かれてみてはいかがだろうか?