アルパイン大画面ナビが10型に!
今年もカーナビ新製品が店頭に出そろう時期がやってきた。今年は4月に消費税がアップしたため、消費の落ち込みを考慮し、新製品の投入を見送ったメーカーもあったようだが、それでもアルパイン、カロッツェリア、クラリオン、パナソニック(ゴリラ)から新製品が登場した。アルパインは車種専用の大画面ナビをリニューアル。車種別に細かく型番が違うので、計100種類近いラインナップとなる。その中で注目は10型大画面を搭載したビッグXプレミアム「EX1000シリーズ」だ。トヨタ・アルファード/ヴェルファイアと新型ノア/ヴォクシーに対応し、ヴェルファイアGOLDEN EYESなどの特別仕様車のものも個別に用意しているので、全8タイプのラインナップとなっている。
10型大画面だから、簡単に純正ナビを外して入れ替えるというわけにはいかず、アルパインでは純正コンソールのクラスターパネルまで車種専用に新開発。ナビ+パネル一体で純正品と入れ替えることで、スムースにフィットしつつ、市販ナビらしい存在感を醸し出している。あらかじめ車種専用のチューニングを施しているから、装着しただけでそのクルマに適した音響セッティングになっているし、バックカメラのガイド線も正確だ。
子育て世代に便利な機能が充実
ナビ機能は、子育て世代が快適にドライブするのに便利な機能を充実。たとえばお気に入り周辺検索は、ファミレスやコンビニ、ファーストフードなどの、よく利用するチェーン店を簡単に探すことができるし、家族のお出かけ検索というスマートフォンアプリとも連携して、目的地設定ができる。また自車位置の制度を向上させるべく、GPSだけではなく準天頂衛星みちびき、ロシアの衛星測位システム・グロナス、静止衛星でGPSの誤差を補正するSBASの4方式の衛星受信に対応した。地図スクロールをスマートフォンのようにフリック&ドラッグでできるようになったのも変更点だ。また音声のプリアウトを装備したのは、オーディオ好きにはニュース。これで、外部アンプ等のシステムアップが可能になった。
9型、8型、7型モニター搭載機のラインナップも充実。9型はトヨタ・ハリアー等の新型車に早くも対応している。機能は10型モデルとほとんど変わらない。リアビジョンとの連携性もアルパインのカーナビの良さのひとつ。リアビジョンがあれば、リアシートに乗せた子供が喜んでドライブ中もぐずらなくなるという話を良く聞く。子育て世代なら、検討の価値があるカーナビだ。