テクノポップ/アーティストインタヴュー

ぶどう÷グレープ~アムステルダム(5ページ目)

2度にわたるUKツアーを行ったぶどう÷グレープが、新作『アムステルダム』を引っさげて帰ってきました! バンドを代表して、最近本を出したながい÷グレープさんとくみんこ÷グレープさんを迎えて、新しい波に向かっていくぶどう÷グレープの心意気について熱く語っていただきました。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

自然にひねくれている

ガイド:
前回の『彼の名前が思いだせない』に対してのインタヴューで、「タイトル曲があるわけでもないこのアルバムタイトルはどこから? 」と質問しましたが、何故か前回のアルバム・タイトルが今回のアルバムの新曲になっていますね。ぶどう÷グレープはやっぱりひねくれています。

ぶどう÷グレープ~彼の名前を思いだせない (All Aboutテクノポップ)

ながい:
言葉、それを組み合わせたフレーズというのは本当に面白いですね。アルバムタイトルや曲のタイトルにすると当初なんでもないように感じていたそれらが、勝手に独り立ちし、チカラを帯びて行きます。前作を出しただいぶ後に「彼の名前を思いだせない」というモチーフが再度活気づき、自然と曲になっていきました。自分としては素直な感性に従ってるつもりですが(笑)。

不気味な曲

ガイド:
「そこにいるのはだれ?」は、不協和音が不気味で、くみんこちゃんが歌う事で臨場感が出てしまいます。今回のアルバム、14曲といつもより増量。ぶどう÷グレープ然とした曲もありますが、新境地にも踏み込んでいる気がします。僕的にはぶどう的ニューウェイヴの解釈をこのアルバムでやったのかなと。如何でしょう?

ながい:
この曲には歌詞にも不気味感が出ていますからね。「得体の知らない何者かに狙われているかも」というテーマはくみんこ÷グレープのキャラにしっくりいったようです。これまでのアルバムにはソウルフルだったり、ゆったりしたグルーヴ感のある曲が入っていましたが、今回のに関してはあえてそのあたりを外しました。なので、タテノリ8ビート、いってみれば、ぶどう÷グレープの直球的リズムを基本にした曲が主体になっています。そのあたりがぶどう的ニューウェイヴを感じさせるのかもしれません。

国内ツアー

ガイド:
これからもぶどう÷グレープ、突っ走ってください! 最後に今後の予定をみなさんに教えてください。

ながい:
2年続けたUKツアー、今年は残念ながら無いんです。来年は行けそうな感じ!
以下は今年の国内スケジュールです。詳しくはHPなどでチェックしてください。

8月9日(土) 愛知県 名古屋 今池 Tokuzo
8月31日(日) 東京都 代々木 Zher the ZOO
9月6日(土) 愛知県 豊橋 ハウスオブクレイジー
10月11日(土)&12日(日) 愛知県 名古屋 円頓寺パリ祭
10月19日(日) 愛知県 名古屋 今池 Tokuzo

【関連リンク】
ぶどう÷グレープ Official Web Site
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