任天堂がYouTube上で、ゲーム動画のアフェリエイトプログラムを準備

動画を撮影するマリオ達の図

マリオやゼルダのプレイ動画をアップして、さらにお金も貰えるようになる!?

任天堂の公式Twitterアカウントが、YouTubeのゲーム動画に関するお知らせをしたことがちょっとしたニュースになっています。お知らせの内容は大きく2つ。1つは、YouTube上の任天堂の著作物を含む動画を許諾する、というもの。正確には、許諾している、ですね。実は任天堂は以前からYouTube上で流れる動画に対して正式に許諾をしていました。任天堂がYouTubeとパートナシップを結んだのは2013年の2月です。もう1つは、より積極的に任天堂のゲーム動画をUPしたいというユーザーに向けて、アフェリエイトプログラムを用意する、というものです。

【関連サイト】
任天堂株式会社公式Twitterアカウント

つまり、任天堂のゲームの動画をYouTubeにUPしてもいいし、今後たくさんの人に観てもらえる人気の動画を作った人にはお金が入るようにもしましょうと、こういう話です。単純にこれだけ聞いても、任天堂のゲーム実況動画が増えそうで楽しそうな話なんですが、任天堂という企業がこういうことを言い出すということは、ゲーム業界的にはもっと大きな意味があるかもしれません。

「任天堂はなんて言っていますか?」

Wii Uの図

任天堂が明確な姿勢を示すことは、任天堂のソフトだけでなく、任天堂プラットフォームのタイトル全体に影響があります

ちょっと、ゲーム業界の内部の話をしてみたいと思います。ゲーム業界の中にいると、任天堂という会社はとても影響力の大きさを感じる場面があります。任天堂プラットフォームで発売されたゲームに関して、ゲームの中身だけでなく、広告宣伝や販促活動などにおいても、何か前例の無い新しい企画を行おうとすると、「任天堂がなんと言うか」ということを気にするメーカーは少なくありません。

もちろんソニー・コンピュータエンタテインメント(以下SCE)やマイクロソフトのプラットフォームであっても、メーカーはプラットフォームホルダーの意向を必ず気にします。しかし、任天堂は老舗であり、他のメーカーと比べてやや判断が慎重で、そして強い意見を持っていることが多いのです。例えれば気難しい頑固爺さんのような印象で、任天堂が良い顔をしないのであれば無理にはやらない、ということは多くの担当者が物事を進める上のチェック項目として、普通に考えることなのです。

なので、任天堂プラットフォームのゲームに関して何か新しいことを提案する場合は、メーカーに打診するより前に先回りして然るべきルートから任天堂の意向を確認しておくとスムーズである、というのはゲーム業界で仕事をする時に役立つノウハウの1つだったりします。ちょっと話がそれましたね。

その任天堂が、ユーザーによるゲーム動画配信のアフェリエイトプログラムを準備していますよ、と発表したわけです。これは、任天堂以外のメーカーにも少なからず影響を与えます。