ドイツのソーセージは約1500種類
ソーセージの盛り合わせもドイツ料理の人気メニュー。ドイツ語で「ヴルスト」と呼ばれるソーセージの多くは、中世のレシピを受け継ぐ伝統の味。豚肉にハーブを練り込むレシピが主流で、茹でるタイプと焼くタイプがあります。加工方法やサイズは地方によって様々で、約1500種類にも及ぶとか。長さも8cmから32cmまでという幅広さです。茹でソーセージはレストランやカフェで注文することになりますが、焼きソーセージは市場などの屋台でもファーストフード感覚で食べられます。こんがり焼いたソーセージを丸いパンにはさんで、マスタードを付けてガブリといきましょう!春のグルメ、白アスパラガス
ドイツの春のグルメ、ホワイトアスパラガス ©Tourismusverbands Franken e.V.
付け合わせもドイツ料理の顔
ドイツ料理のメインディッシュに必ず添えられる付け合せ。付け合せの代表は、何といってもジャガイモです。塩茹でにするか、スライスしてローストします。ジャガイモの代わりに、「クネーデル」というマッシュポテトに小麦粉を練り合わせた団子が付くこともあります。イタリア料理のニョッキを大きな団子にした感じで、モチモチした食感。ジャガイモやクネーデルに加えて、日本でもお馴染みのドイツ料理「ザウアークラウト」も肉料理やソーセージによく添えられます。ドイツ料理に合わせてパンが出されることも多いです。ライ麦や全粒粉を使った素朴で栄養豊富なドイツパンは300種類以上あると言われ、日本でもファンが増加中。サンドイッチやパンとスープだけでも、ドイツパンには食べ応えがあるので軽食には十分なボリュームです。
次に紹介するのはドイツ各地の名物料理。各地方の地ビールやワインと一緒に楽しみたいですね。