家計相談で感じること
金融機関やカード会社の郵送物ってあっという間に貯まっちゃう!
面談の日に資料を整理してきてくださったお客様から、「お金周りの情報を整理するのって、結構大変でした」と言われることが多くあります。
時には、用意してくださった資料の中に、金融機関からの書類が数年分混在していて、ご本人も「どれを相談用に使えばいいのか、捨てていいものか分からなくて、困っているんです」と言われるケースが何回もありました。日々、何かしらのお金を使って生活をしていますので、お財布のレシートに限らず、お金周りの書類もあっという間に貯まってしまいますよね。
「身の回りの物などを片づけて、気持ちも住まいもスッキリさせよう!」「本当に必要な物を考えて不用品を整理することで運気もアップ!」ということで、断捨離(だんしゃり)が注目されていますが、今回は、お金に関する書類にポイントを絞って、断捨離を考えてみたいと思います。
ガイド平野流、お金周りの断捨離
■「捨」断捨離は、まず不要な物を捨てることから始めるそうです。ラックや書類箱などに、金融機関からのお知らせやクレジットカードの利用明細などが眠っていませんか? 次の手順で早速整理を始めましょう。
(1)カテゴリーごとに仕分ける
⇒銀行・証券会社・保険会社・クレジットカード会社・携帯電話会社など、まず大まかな種類ごとに分ける。
⇒次に、A銀行・B銀行/C証券・D証券/E保険・F保険/Gカード会社・Hクレジット/I通信・J電話/など会社ごとに分ける。
(2)最新のもの、必要な物だけを残し、あとは廃棄する
例)
・満期のお知らせ(定期預金、養老保険など):これから満期の手続きをする際に必要なら保管。手続きが終わっているなら廃棄。
・満期継続手続き後の利息計算書など:確定申告で必要なら申告時まで保管。
・株や投資信託などの取引明細:取引の都度や4半期ごとに送られてくる明細は、1年分の取引内容報告書がまとめて送られてくるので、内容確認後廃棄。手元に残しておきたい人は、取引内容報告書が送られてくるまで保管。
・保険会社からの「契約内容のお知らせ」:最新の物以外は廃棄。
・クレジットカードや携帯電話などの利用明細:最新の物だけ残し、引き落としが完了すれば廃棄。(経費などで確定申告に使う場合は、除きます)
(3)手元に残す物は、ファイル等に収納してスッキリを持続する
・今回分けたカテゴリーごとにファイル等に整理。
・新しい明細や案内が届いたら、古い明細等は廃棄。
>>捨てることができたら、次は「断」と「離」