ベルギー料理(2ページ目)

肉を使った代表的ベルギー料理

■フラマンド風カルボナード（Carbonnades flamandes/Vlaamsestoverij）
ベルギー産のグーズビールでとろとろ煮込んだ牛肉の煮込み。ゆっくりと時間をかけ味が染みていった牛肉はホロホロと口の中でとろけるよう。フランダース地域の都市にはビール料理を得意としている名レストランがあり、カルボナードが看板料理となっていることが多いもの。特にブリュッセルの「In't Spinnekopke」、ブルージュの「le Den Dyver」などのレストランは有名。ビールを片手にカルボナードを食べ、体の芯までビール三昧はいかがでしょう。

■ジビエ料理（Gibier）
「ジビエ」と呼ばれる狩猟料理はワロン地方のご自慢です。有名なものにキジ、イノシシ、野ウサギ、ノロシカ（食用の小型の鹿）、ホロホロ鳥、鳩、鴨、ウズラなどが。ジビエ料理をお目当てに旅行するならば、狩猟解禁後の初秋の時期を目指しましょう。特にグルメの里として名高い町デュルビュイはおすすめ。一般にクセが強いと言われるジビエ料理も、想像以上にずっと食べやすかったという観光客の声が多く聞かれます。 ■ワーテルゾーイ（Waterzooi）
ブリュッセル、アントワープに続く国内第三の都市ゲントの名物料理として名高いのが、鶏肉（ウサギやカエルを使う時も）と野菜のクリーム煮ワーテルゾーイ（オランダ語で「水煮」の意）。とろみが少なめのサラっとしたホワイトシチューといったところですが、微妙な味付けはお店ごとに違うので食べくらべてみるのも一興です。 　　

また鶏肉の代わりに北海産の魚介類を使った「北海のワーテルゾーイ」も有名。フランス人にとっては南仏のマルセイユ名物を思い起こさせるようで「北海のブイヤベース」と呼ばれることもあります。北海沿岸にある町オステンドでは、特に白身魚を使ったワーテルゾーイで定評があります。