出産・育児費用/育児費用 乳児期にかかるお金(行事費・保育料等)

病児保育・病後児保育にかかるお金(2ページ目)

小さい子どもに病気はつきもの。とはいえ、働くママとしては会社を休むことは避けたいものです。そんな時、頼りになるのが「病児保育・病後児保育」です。どんな施設があり、料金はどれくらいなのかをまとめてみました。

鈴木 さや子

執筆者:鈴木 さや子

学費・教育費ガイド

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3. 非施設型(訪問型)でかかる費用

■ファミリー・サポート
昨今ファミリー・サポート事業においても、病時・病後児保育を導入している自治体が増えてきました。この場合、協力会員(ファミリー・サポートで預かる人)の自宅(場合によっては自宅)において保育をしてもらいます。

費用は自治体にもよりますが、1時間800~1500円前後です。ただし、病時保育の特徴である「急な」保育依頼に応じられる協力会員が多くない、という課題もあります。

■ベビーシッター(民間企業)
また、非施設型ではベビーシッターもあげられます。代表的なベビーシッター派遣企業であるポピンズやピジョンハーツでも、病時保育を可能としています(病状によって不可の場合もあります)。ポピンズでは東京のみですが、小児看護の経験のある看護師に面倒をみてもらうことも可能とのこと。親としては安心ですね。

費用は、1時間2100~2400円(その他、数万円程度の入会金、1万円前後の年会費あり)と少し割高です。

■ベビーシッター(NPO法人フローレンス)
NPO法人フローレンスも、首都圏を中心に画期的なベビーシッター事業を展開しています。1時間いくらという課金制度ではなく、月会費制をとることで、共済と同じ「たすけあい」の仕組みが作られており、当日朝の依頼でも100%受けられる体制を作っています。

費用は月会費4500~2万円(入会金2万円、更新料1万円)となり、直近3カ月の依頼回数に応じて見直されます。たとえば、3カ月間一度も預けていなければ4500~5000円、1回預けた場合は7600~8000円といった具合です。


このようにさまざまな病時保育システムがあり、費用も大きく異なります。お住まいの地域によっては、自治体からの助成金なども受けられるので、一度チェックしてみると良いでしょう。

1つの施設に絞るのではなく、ご自身の仕事状況や価値観に合わせて、複数の保育先と契約し、上手に活用していきたいものですね。「子どもが小さいうちは病気をするもの」と考え、病時保育コストとして毎月1万円などを見込んでおくのも良いと思います。

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