注目は実践的な知識と専門技術を習得できる「医療」「教育・児童」
最近、新増設が増えているジャンルが、医療系(看護学科など)、教育・児童系(子ども教育学科、児童教育学科など)、それに“グローバル”や“国際”を学科名に冠した学際系の分野です。いずれも社会構造の変化に伴い国際社会や医療、介護、リハビリ、教育や子育て支援の分野で人材育成のニーズが急速に高まっていることが背景にあります。社会の現場ですぐに役立つ専門性の高い教育を実践しているのが特徴で、特に医療系や教育・児童系は就職や資格取得につながる実践的な指導を受けられることも大きな魅力となっています。新しい学部・学科の最大の魅力は、まずその新鮮さにあります。キャンパスや校舎が新設されることも多く、入学直後から真新しい教室で気持ちよく勉強できる喜びがあります。従来からのキャンパスに設置される場合でも、新学部・学科のために高度な研究設備を導入する、建物に最先端のIT技術を取り入れる、学生食堂やカフェなど学生が利用する施設をリニューアルするなど、新入生が学習しやすい環境が整備されています。
学部・学科を新設する大学では、独自のカリキュラムや教育システムを工夫する、資格取得や就職活動の支援といった学生のサポート体制を充実させるなど、さまざまなポイントで入学希望者に強くアピールしています。
新設の学部・学科は、学生にとってもいわばまっさらな状態。お子さんが入学すれば“第一期生”となり、新しい校風を築きながら自分たちの歴史を刻めるという期待感もあるでしょう。