人材育成のニーズ変化や、学問領域の拡大に伴う学部・学科の新設が増加

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新設大学・学部・学科は、新設される背景をしっかりチェックしたい。

大学が学部や学科を新設・増設する背景には、さまざまな理由がありますが、大きく分けると(1)新しい産業や社会での人材育成のニーズに応えるため、(2)新しい学問的なテーマや研究対象に対応するためという2つのケースがあります。

(1)のケースとしては、ここ十数年でめざましい発展を遂げたインターネットやマルチメディア技術に関する学部・学科、あるいは21世紀の重要な産業と期待されているロボット技術を専門とする学部・学科が挙げられます。また、少子高齢化に伴って人材需要が高まっている社会福祉の分野も同様です。

(2)のケースで代表的なのが、複雑化する社会の課題に取り組む実践的な学部・学科です。たとえば「環境」「防災」の分野では科学的な分析から制度・政策、さらに倫理の側面まで、理科系・文科系を問わず幅広い学問領域を学べる学際的な学部・学科が登場しています。

新増設のパターンとしては、新しい学部・学科を設置するため定員増の認可申請を行うケース、あるいは、ある学部に属する「学科」を分離し、別の「学部」として独立させる、近接している複数の学問分野を1つの「学部」や「学科」にまとめるといったケースもあります。最近は、既存の学部・学科の構成を全面的に見直し、整理統合して「改編」する大学も目立っています。