それって、本当の愛?

自己愛と恋愛

これって、本当の愛?それとも自己愛?

自分では愛だと思っていても、それは単なる“自己愛”かもしれませんよ?

今回は、「本当の愛と自己愛の判断テスト」をします。
あなたは、本当の愛と自己愛の違いを分かっていますか?
 

本当の愛と自己愛の判断テスト

では、これから3つの問題を出します。これは、本当の愛でしょうか?自己愛でしょうか?

■問題1:恋人を好きだから、失いたくない。束縛したい。異性の友達と会うなんて、許せない!

答え:これは「自己愛」です。
相手を“自分の都合の良い存在”にしたいだけです。嫉妬や束縛は相手への愛情ではなく、自分への愛情、つまり自己愛です。

彼が異性の友達と浮気する気であれば、引き留めた方がいいですが、単なる友達であれば、好きにさせてあげましょう。
独占したくなるのは、自分が不安になりたくないから。相手の幸せを考えているわけではありません。相手を縛れば縛るほど、お互いに苦しくなってきますよ?

人は、信じられない人を愛することはできません。怖くて愛せないからです。つまり逆説的なことを言うと、「恋人を信じられない人は、愛せていない」のです。

もっと恋人を信じ、独占しようとしなくても相手が一緒にいたくなるような人でいたいものですね。
 

自分が相手から好かれたいだけの自己愛

自己犠牲は、自分を愛せていない状態

自己犠牲は、自分を愛せていない状態

■問題2:彼には恋人がいるけど、彼は私のことを「好き」だと言ってくれるし、体を求めてくるから、相手を喜ばせたくてHをする。

答え:これは「自己愛」です。
自分の存在で、相手を“ズルい人間”にしていることに気付きましょう。
それは本当の意味で、相手の幸せにつながる行為ではないので、相手に対して愛情があるとは言えません。
例えるなら、必要以上におもちゃが欲しいとダダこねている子供に、ただただ嫌われたくないためにおもちゃを与えてしまう“残念な親”と同じような行為です。それは子供に愛情があるのではなく、「自分が好かれたい」というだけの自己愛です。

さらに、「相手を好きだから、自分を犠牲にしてもいい」と思いがちですが、自己犠牲は、自分に対して愛のない行為です。
そもそも自分を愛せない人は、人のことを愛することはできません。
それだけ愛する余裕がないからです。
人はまずは「自分を愛する」ことで、自分の内側(心)に“愛を増やす”ことが重要です。そうすることでようやく、人にも愛を与えられるようになるのです。
「自分を愛する」だけの愛情がない人は、人から愛をもらうことで愛を増やそうとしがち。だからこそ、愛を与える行為ではなく、愛を求める行為になってしまうのです。

つまり今回も、相手のことを思っているようで、「相手に好かれたい=愛を求めている」だけと言えるでしょう。

また、“彼の恋人”に対しても、思いやりのある行為ではありません。つまり、彼と自分のことしか見えていないし、視野が狭いのです。大人であれば、もう少し広い視野を持てるようになった方がいいでしょう。
 

相手への愛情が大きいほど、相手の幸せが自分の幸せ

自己愛と男性の心理

恋人に別れを切り出されたら、手放してあげられるか…。

■問題3:恋人に「別れたい」と言われた。本当は別れたくないけど、別れることにした。

答え:これは「本当の愛」です。
別れの時こそ、自分の愛情が問われる時と言ってもいいでしょう。相手が自分と別れることで、今よりも幸せになれるのであれば、そっと手放すことができるのか……。

中には、これとテスト2の「自己犠牲」を混合される人もいると思います。
テスト2との一番の違いは、「相手にとって、本当に幸せなことか?」ということです。
自分が相手を甘やかせることで、相手をズルい人、魅力のない人にさせてしまうことは、相手にとって幸せなことではありません。逆に、相手が自分と付き合っていると辛いのであれば、別れてあげることが、相手の幸せにつながります。
相手が望んでいないにもかかわらず、「自分と一緒にいることで相手を幸せにしたい」というのも、自己愛であることに気付きましょう。

さらに、本当の愛であれば、「相手のHAPPYは自分のHAPPY」になります。
自分にとっては不都合なことであっても、それによって相手が幸せになる場合、相手への愛情が大きければ大きいほど、相手の幸せが自分の幸せになります。
自己犠牲と混乱しやすいものですが、自己犠牲は、まだ自分を犠牲している段階。本当の愛であれば、犠牲にすら感じなくなるほどの境地になるのです。ただ、それは、その境地にならないと分からないことかもしれません。
「好き」と「愛している」の違いって?

「好き」と「愛している」の違いって?

■補足:「好き」と「愛している」の違い このコラムを読んで、「これが自己愛だったら、この相手を『好き』という気持ちは何なの?」と思う人もいるでしょう。

「好き」と「愛している」は違います。
好きというのは、「素敵だな」と心が惹かれる状態に過ぎません。相手が自分に心地よいものを提供してくれるから、好きなだけなのです。それはまだ自己愛の延長です。

愛するというのは、「ありのままの相手を受け止め、相手の成長と幸せを願う」ことです。
相手に理想を押し付けるのではなく、素敵なところもそうでないところもありのまま受け止め、その上で相手の成長と幸せを願うことが、本当の愛情なのです。

中には、自分の方が相手のことをより愛していると、損した気分になる人がいます。
でも実際は、人は愛すれば愛するほど、自分の内側に愛が増えます。自分の内側に愛が増えれば増えるほど、「自分のハートが豊か」になります。つまり、愛するほど、心は満たされて幸せになるのです。

人に愛を与えるほど、自分が愛に包まれます。これは、愛を人からもらおうとばかりするのではなく、与えられるようになると、より分かってくることでしょう。

本当の愛を知って、人を愛せる人になりたいものですね。

<お知らせ>
★新刊や活動のお知らせは、ぜひ、公式ブログ「ホンネのOL“婚活”日記」(毎日更新!)をご覧下さい。

【関連記事】​​​​​​
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。