住宅設計・間取り/住宅設計・間取りのテクニック

密集地でかっこいい木造3階建てをつくる(3ページ目)

近年都市部での住宅建築に木造3階建が多くみられるようになってきました。ですが敷地条件が厳しいことで光や風のとり入れ方が難しい場合もあります。しかし設計力を活かせば、魅力ある3階建てをつくることは可能なのです。実例を通して考えていきましょう。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド


工夫その3……光や風を導く

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クリックすると拡大します。


周囲からの採光は期待できないので中央部にトップライトを設けて採光を得られるように工夫しました。

また、容積率の制限もあり3階の一部を2階建てにして、北側と南側の部屋にも東と南の光が入るようにしました。




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      東側立面 (模型)




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      ダイニングの天井を高くし内部空間にも変化をつける。 



木造3階建てをつくる注意点

木造3階建て住宅は吹き抜け面積が制限されたり、階段をどの階も同じ位置に設けなくてはなりません。また、耐力壁の計算など2階建てに比べて間取りに対する構造的制限も多くあります。しかしその分、厳密な計算が必要となるのでより頑丈なつくりにもなります。

たとえ敷地条件が悪くても設計力を活かせば魅力ある木造3階建てをつくることは可能なのです。


(設計 : (株)佐川旭建築研究所)

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