英国情緒たっぷり、緑広がる都市ビクトリア（カナダ）(2ページ目)

ビクトリアのダウンタウン

ビクトリアのダウンタウンは大変コンパクトなので、すべて歩いてまわれるのが観光客にも嬉しいところ。そのダウンタウンの中心にあるのがインナーハーバーで、バンクーバーからの水上飛行機やシアトルからの高速船ビクトリアクリッパーが発着する港であるとともに、ホエールウォッチングのツアーが出発するなど、ものすごく忙しい港です。インナーハーバー沿いの遊歩道では、アクセサリーや工芸品の屋台、大道芸人がいたりして、いつも観光客で大賑わい。

このインナーハーバーの前を南北に走る通りがガバメントストリート。フェアモント・エンプレスホテルからこの通りを北側に行くと数多くのショップやレストランがあるメインストリートです。ビクトリアの町歩きは、このインナーハーバーとガバメントストリートが基本。この2つを押さえておけば問題なし！

さて、インナーハーバーに面して立つのが州議事堂とフェアモント・エンプレスホテルという2つの建物。どちらも同じ建築家によって設計されたもので、ビクトリアを代表する建物です。

州議事堂の内部は無料のツアー（英語）が行われていて、一般に開放されています。夜になるとライトアップされますので、日没後にも立ち寄りたい場所です。
もうひとつのフェアモント・エンプレスホテルは、ビクトリアを代表するお城のような高級ホテル。ホテルの前にはイギリスならではの赤い2階建てバスや人力車などが停まっていて、色々なツアーの出発点としての役割も担っています。このホテルはビクトリアの歴史に彩られた観光スポットなので、内部を見学するだけでも良いのですが、宿泊する場合は何といってもインナーハーバーが見渡せるハーバービューの部屋での宿泊がおススメ。

フェアモント・エンプレスの詳細はこちらで＞＞＞フェアモント・エンプレス／ビクトリア（カナダ）

さらに、このホテルで忘れてはならないのがアフタヌーンティー。サンドイッチ、スコーン、ケーキなど、内容は盛りだくさんで、女性なら十分に食事になるほどの量です。税、チップを含めると約70カナダドルと料金も高め。アフタヌーンティー自体は町中のレストランで20カナダドルくらいからでも十分に楽しめますので、予算に合わせてどうぞ。

フェアモント・エンプレスのアフタヌーンティーについてはこちら＞＞＞ビクトリア、エンプレスのアフタヌーンティー／カナダ

そして、州議事堂とフェアモント・エンプレスホテルの間に立つのがロイヤルブリティッシュコロンビア博物館。カナダにある多くの博物館のうち、ロイヤルを冠することを許された博物館のひとつです。館内には開拓時代から現代に至るまでの州内の歴史、バンクーバー島に定住する先住民の文化などが分かりやすくディスプレイされていて、英語が分からない人でも目で見て楽しめるような作りです。

ダウンタウンから南側へ移動すると、風景は一変し、緑豊かなビーコンヒルパークと呼ばれる公園になります。この公園の南側に広がる海峡を通る船が遭難しないようにビーコン（無線装置）があったのが名前の由来。海峡の対岸にはアメリカのオリンピック国立公園の山々が見られ、とても気持ちの良い場所。また、この公園内にはカナダを横断する国道一号線の起点「マイルゼロ」と呼ばれるポイントや、世界で4番目に高いトーテムポールもあります。

＜DATA＞
■Royal British Columbia Museum
料金：大人16カナダドル、ユース（6歳～18歳）・シニア（65歳以上）11カナダドル、5歳以下の子供は無料
休館日：クリスマスと元旦を除き年中無休
営業時間：10:00～17:00。夏場の金・土曜日は22:00まで営業