フィリピン/フィリピン基本情報

フィリピン国内の交通機関(2ページ目)

フィリピンを代表する20人がけの乗り物「シープニー」に小回りのきく「トライシクル」など、フィリピンの主な交通機関をご紹介。ただし乗り物を利用する時には地味な服装を心がけるなどの配慮も必要です。

執筆者:鈴木 香穂里

つっこみどころ満載の「マニラ市内循環バス」

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日本や韓国の中古車を利用したバス。どこか懐かしい雰囲気

フィリピン国内を走るバスの多くは、かつて日本や韓国、中国などを走っていたもの。このため車体に残る日本語や、車内に残る広告などを見ると思わず笑ってしまうようなものもあり、突っ込みどころが満載です。車内に乗り込み、まずは座席を確保。

車内で目的地を告げて精算をします(エアコンが付いているか、付いていないかによっても運賃が変わります。エアコンなしのバスは1~2ペソ程度安い)。主要なバス停付近に到達すると、車掌が地域名を叫んで乗客に伝えます。原始的なシステムですが、慣れるとバスはとても便利な交通手段。ジープニーやトライシクルよりも緊張せずに利用できる乗り物だと思います。

  • 1区間の料金:10~12ペソ程度(約23~28円・2014年5月現在)
  • 行き先の見方: バスのフロントガラス
  • 乗車場所:バス停

乗り合いタクシー「FX Mega Taxi」

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エアコン付きで快適な乗合タクシー「FX」。撮影:HIROYUKI TAKAHASHI

エアコン付きの乗合タクシー( 通称「FX」 )は、車内も比較的清潔でとても快適です。マニラ市内を走るトヨタの乗合タクシーは通称FXと呼ばれています。とても便利な乗合タクシーではありますが、乗車場所を把握するのが少し難しいかもしれません。乗ってみたい人は、地元の人に尋ねてみましょう。

  • 1区間の料金:20ペソ程度(約46円・2014年5月現在) 
  • 行き先の見方: 車体 
  • 乗車場所:乗合タクシー乗り場

ラッシュ時の強い見方の 電車「LRT・MRT」

渋滞が激しい通勤ラッシュの朝と夜の時間帯は、電車の利用が一番。マニラ市内には、LRT(高架鉄道)2路線とMRT(首都圏鉄道)1路線の計3路線が走っています。LRT1(イエローライン)はパサイ市のバクララン駅とケゾン市のルーズベルトアベニュー駅までを南北に結んでいます。

LRT2(パープルライン)はパシグ市のサントラン駅からレクト駅までを東西に結ぶ路線です。MRTはケゾン市のノースアベニュー駅とタフト駅を結んでいます。

フィリピンの電車は痴漢も少なくないため、日本と同じように女性専用車両があります。ピーク時には券売機や切符の販売機に長蛇の列ができるため、予めプリペイドカードを購入しておくと便利。ただし、LRTとMRTでは同じカードを利用できないため別々に購入する必要があります。
  • 1区間の料金:LRT11~12ペソ/MRT10ペソ(2014年5月現在) 
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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